インフルエンザの感染経路はどんな感じ?感染する期間は?
冬になると風邪とともに流行するのがインフルエンザです。
インフルエンザに感染すると高熱や倦怠感、筋肉痛などの症状があるので辛い期間となります。
そんなインフルエンザですが、どのように感染するのでしょうか?
また、感染する期間はどのくらいなのでしょうか?
今回は、気になるインフルエンザの感染経路と感染する期間についてご紹介しましょう。
インフルエンザの感染経路について
インフルエンザの感染経路は、大きく分けて3つあります。
それが「飛沫感染」と「空気感染」と「接触感染」です。
そのそれぞれの感染経路について詳しく説明していきましょう。
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1.飛沫感染とは?
インフルエンザの感染者がせきやくしゃみなどをすると飛沫が飛び散っています。
その飛沫を周囲にいた人が口や鼻などから吸い込んでしまったら、感染するのが飛沫感染と言います。
咳やくしゃみなどの飛沫が飛ぶ距離としては、咳で約3メートル、くしゃみで約5メートルといわれています。
また、インフルエンザ感染者が咳やくしゃみをするときに手で覆うことがあります。
その手にインフルエンザウイルスが付着していると接触感染の原因になります。
ですから、基本的にインフルエンザに感染している人や家族などはマスクを着用するようにしましょう。
2.空気感染とは?
空気感染は、飛沫核感染とも呼ばれているもので飛沫感染と似ていますが少し違います。
飛沫感染でもご説明したようにインフルエンザウイルスは、感染者が咳やくしゃみをすることで空気中に飛散します。
その飛沫の水分が時間と共に蒸発します。
その後、小さくて軽い微粒子となります。
これが飛沫核です。
この飛沫核になっても病原性を持ったまま、長期間浮遊することになります。
飛沫核を吸いこんで感染してしまうことを空気感染というのです。
インフルエンザは、冬場に空気が乾燥しているのでウイルスが浮遊しやすいのです。
出典:https://www.selfdoctor.net/
3.接触感染とは?
咳やくしゃみをする時に手で覆ったりして、ウイルスが付着した手や口などから直接感染することを直接接触感染といいます。
また、感染者が触れたものなどにウイルスが付着して、それらを介して感染することを間接接触感染といいます。
インフルエンザに感染している人がくしゃみや咳をして手にウイルスがついて、そのまま他人に触れてしまい感染させてしまうこともあります。
また、感染者が使ったコップを洗浄せずに使うと感染することもあります。
ですから、インフルエンザ感染者はタオルやコップ、食器、箸などは必ず洗うようにしましょう。
インフルエンザの感染から発症までの期間
それでは、インフルエンザに感染してから発症するまではどのくらいの期間があるのでしょうか?
一般的にインフルエンザに感染してから潜伏期間が1~3日あると言われます。
この潜伏期間は他の感染症と比べると短いので、ウイルスの増殖も早いと考えられます。
インフルエンザウイルスは、24時間のうちに1個が100万個にまで膨れ上がるといわれていて、発症するとあっというまに体調が悪化するのもそのせいです。
この1~3日の潜伏期間中でもインフルエンザは周囲に感染します。
ですから、本人もまだ症状が出ていなくてインフルエンザに感染していることに気づかないまま周囲へ移してしまう可能性もあるのです。
インフルエンザ発症からの感染期間
では、インフルエンザが発症してから他人にうつしてしまうまでの感染期間はどのくらいでしょう。
インフルエンザは、重症化していない場合には感染期間は発症してから7日間程度です。
この期間は、周囲に感染させてしまう可能性がありますので、咳やくしゃみなどが出る際には必ずマスクを着用します。
また、食器やタオルなども家族などと分けておくとよいでしょう。
インフルエンザの症状のひとつである熱が下がっても1~2日はウイルスがまだ体内に残っていますので他人にうつしてしまう可能性はあります。
ですから、症状が治まっていても1日2日は外出せずに安静にしていましょう。
咳の症状が完全に治まるとインフルエンザウイルスを排出しないので完治と考えられます。
インフルエンザはとても感染力の高い感染症です。
とくに、発症してから3日めぐらいまではもっとも感染力が高い期間といわれています。
ですからウイルス活動が活発になっていますので、咳やくしゃみなどで感染させないように十分に注意が必要です。
インフルエンザの感染経路と感染する期間についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザの感染経路と感染する期間についてご紹介しました。
インフルエンザの感染経路としては、大きく分けて3つあることがわかりましたね。
どの感染経路を取ったとしてもとても感染力の強いインフルエンザウイルスなので周囲にうつしてしまう可能性があります。
インフルエンザに感染した人が家族に要る場合などは、十分に注意しなくてはいけません。
感染予防には、予防接種やマスクの着用などの方法もありますので、できるだけ感染しないよう、また感染させないように気を付けたいものです。
また、普段から栄養バランスのとれた食事を心がけたり、しっかりと休息を取る等して免疫力も高めておきたいものです。