インフルエンザ予防接種の有効性と副反応について知りたい!
冬になると毎年流行するインフルエンザ。
とくに学校や会社などたくさんの人が集まるところでは感染しやすいですね。
ですから、できればインフルエンザに感染しない為の予防策を取りたいと考える方も多いでしょう。
インフルエンザの予防といえば、予防接種を受けること。
とはいえ、本当にインフルエンザの予防接種は効果があるのでしょうか?
今回は、そんな気になるインフルエンザの予防接種の有効性や副反応についてご紹介しましょう。
インフルエンザ予防に予防接種
インフルエンザの予防には、インフルエンザが流行する前に予防接種を受けることが大切です。
これは、もっとも有効なインフルエンザの予防策と言われています。
インフルエンザは空気中にウイルスが拡散されて感染するので、感染を避けるためには人混みを避けることも大切です。
また、普段から十分な栄養バランスの整った食事と休息を取ることで免疫力を高めておくことも大切です。
外出時にはマスクを着用し、帰宅時にはうがいや手洗いをしっかり行いましょう。
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インフルエンザの予防接種と有効性は?
インフルエンザの予防接種の有効性は世界的に認められているものです。
それでは、どの程度の有効性があるのでしょうか?
日本では、65歳以上の高齢者への調査でインフルエンザの予防接種を受けないでインフルエンザにかかった人は35~55%。
それに対してインフルエンザの予防接種を受けているとインフルエンザにかからなかったということが分かりました。
また、インフルエンザの予防接種を受けずにインフルエンザで死亡した人の80%が予防接種を受けていれば死亡せずに済んだと報告がありました。
インフルエンザの予防接種は受けてからインフルエンザに対する抵抗力が着くまでに2週間程度かかると言われます。
さらに、その効果が持続するのは約5か月程度です。
ですから、インフルエンザが流行する前の12月頃には接種をしておくことが大切です。
インフルエンザウイルスは毎年変化しながら流行していきます。
毎年流行が予測されているウイルスに合わせた予防接種を受けることが効果的です。
一般的には子供は1シーズンに2回接種することが効果的で、65歳以上の方は1シーズンで1回の予防接種で効果があります。
インフルエンザ予防接種の副作用はあるの?
インフルエンザの予防接種を受けることで気になるのは副作用があるのかということです。
予防接種の副作用としては、注射の跡が赤みを帯びたり腫れたり、傷んだりすることです。
このような副作用は通常2~3日で治るでしょう。
ただ、少ないですが熱がでたり、寒気がしたり、頭痛や全身のだるさなどが見られることもあります。
これらも通常は2~3日のうちに治ることが多いです。
けれども、インフルエンザの予防接種を受けてから2週間以内に発熱や頭痛、けいれん、運動障害、意識障害などの症状が現れることもあります。
インフルエンザ予防接種の接種対象者は?
インフルエンザの予防接種はどの様な方が受けることができるのでしょうか?
じつは、インフルエンザの予防接種は受けることに義務はありません。
ですから、本人が接種の希望をする場合だけ、予防接種を受けられます。
インフルエンザ予防接種は明らかに発熱のある人や重篤な急性疾患にかかっている人は受けられません。
また、インフルエンザ予防接種に含まれる成分でアナフィラキシーを起こしたことがある人も受けられません。
インフルエンザ予防接種を受けた後の注意点
インフルエンザ予防接種を受けた日も通常通りの生活をしてもかまいません。
ただ、激しい運動や大量の飲酒は避けた方がよいでしょう。
入浴も問題がありませんが、注射したところを強くこすらないようにしましょう。
また、インフルエンザ予防接種の副作用は24時間以内に現れますので、当日は体調の変化には注意しましょう。
インフルエンザ予防接種の副作用についてのまとめ
いかがでしたか?
今回はインフルエンザの予防接種の有効性や副作用、その他注意すべき点などを御紹介しました。
インフルエンザの予防にはやはり予防接種だといえます。
けれども、インフルエンザの予防接種を受けたからと言って完全にインフルエンザに感染しないわけではありません。
ただ、インフルエンザに感染したとしても症状が軽く済むことが多いです。
もちろんインフルエンザには副作用もあります。
けれども、副作用のほとんどが軽いもので2、3日で症状は治まりますので心配はありません。
インフルエンザの予防接種を受ける際には、気になることがあったら事前に医師に確認してから接種するようにしましょう。