インフルエンザワクチンの効果持続期間は?副作用で死者も!?

インフルエンザといえば冬に流行することから、できるだけ予防をして感染を防ごうと思っている方も多いでしょう。

インフルエンザの予防策の中でももっとも有効と言われているのがインフルエンザの予防接種です。

でも、インフルエンザのワクチンはどのくらいの効果や持続期間があるのでしょうか?

今回は、気になるインフルエンザワクチンの効果や持続期間についてご紹介しようと思います。

ワクチンにはいろいろな種類があるの?

ワクチンには、生ワクチンと不活性ワクチンがあるのをご存知でしょうか?

この生ワクチンと不活性ワクチンの違いについてご紹介しましょう。

生ワクチンとは、生きた細菌やウイルスの毒性を極度に弱めたものを言います。

これを予防接種で体内にいれることで増殖することで免疫を高めます。

ですから、自然感染と同じような形で免疫ができるために長時間持続するのです。

でも、細菌やウイルスそのものを体に入れるというわけなので妊娠中の女性は胎児に悪影響がでるといけないので使えません。

不活性ワクチンは、細菌やウイルスを薬品などで死滅させて毒性を無くしたものです。

それを予防接種で体内にいれても増殖しないので、1回だけでは十分な免疫ができません。

ですから複数回接種することが必要なこともあります。

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インフルエンザワクチンは不活性化ワクチンです。

インフルエンザワクチンは流行を予測していて、その年の予防接種を決定します。

インフルエンザワクチンの効果と持続期間について

では、インフルエンザワクチンワクチンを接種するとどのくらいの効果があるのでしょうか?

インフルエンザワクチンを接種したからと言って100%感染を予防できるわけではありません。

インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症を抑える作用があります。

けれども、重症化を予防する、かかっても症状が軽く済むことが目的といえます。

とくに、高齢者の場合には、ワクチンを接種しない人に比べて、接種した人の方が死亡の危険性を5分の1、入院の危険性を2分の1~3分の1まで減らすことができます。

インフルエンザワクチンの効果は、接種2週間後~約5か月程度持続すると言われています。

インフルエンザのピークは12月末から3月なので、効果を考えて遅くとも12月中旬までに接種するとよいでしょう。

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妊娠中や授乳中の女性がインフルエンザワクチン接種は?

インフルエンザワクチンは、ご紹介したように不活性化ワクチンです。

ですから、妊娠中の女性への副作用の増加や胎児への影響はないと言われています。

そのため、妊娠中の女性がインフルエンザの予防接種することは可能です。

また、授乳中の女性についても母乳中への移行はないとされています。

あるとしても極微量なので予防接種しても大丈夫です。

妊娠中の女性は、インフルエンザにかかると重症化する傾向があるので、ワクチンによる副作用よりもインフルエンザにかかって重症化するのを抑制できるので予防接種を受けた方がよいでしょう。

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インフルエンザワクチンとアレルギーの関係は?

インフルエンザワクチンを作る時に鶏の卵を使用しています。

ですから、卵由来の成分がワクチンに残るので、アレルギー症状を起こす可能性もあります。

最終的には、主治医の判断が一番ですが、過去に卵を食べてアレルギー症状を起こしたことがある場合には、そのことを医師に相談するほうがいいでしょう。

インフルエンザワクチンには副作用はあるの?

それでは、インフルエンザワクチンを接種することで副作用の可能性があるのでしょうか?

インフルエンザワクチンの副作用としては、赤く腫れたりすることがあります。

また、発熱や頭痛、倦怠感などが見られる場合もあります。

これらは軽い副作用で数日で良くなることがおおいでしょう。

けれども注意しなくてはいけないのは、アナフィラキシーショックです。

動悸や呼吸困難、蕁麻疹、痒み、腹痛や吐き気などの症状が現れることも稀にあります。

特に高齢者の方は注意が必要です。

インフルエンザワクチンの副作用による死者数は、インフルエンザ感染による死者数と同じ(100~200人程度)とも言われています。

インフルエンザワクチンの副作用によるこれらの症状は30分以内に出現する可能性が高いと言われています。

ですから、インフルエンザワクチンを接種後30分は病院で様子を診るようにすると良いでしょう。

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インフルエンザワクチン以外の予防法も併用して

インフルエンザワクチンを接種すること以外に予防策はいろいろあります。

インフルエンザワクチン接種を受けることに合わせて、ほかの予防策も併用することでより効果を実感出来るでしょう。

他の予防策としては、手洗いうがいやマスク着用などがあります。

また、室内環境をインフルエンザウイルスが住みにくい環境にすることも大切です。

上手に湿度を管理して、部屋の換気もしっかりするようにしましょう。

インフルエンザワクチンについてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザワクチンについてご紹介しました。

インフルエンザワクチンは不活性化ワクチンなので、妊娠中や授乳中の女性でも摂取が可能です。

もちろん、ワクチン接種で100%感染を防げるわけではありませんから、他の予防策と合わせて行うようにしましょう。