子どものインフルエンザで処方される薬は?注意点は?
毎年冬になると流行するインフルエンザ。
保育園や幼稚園、小学校に通っている子供がいるとどうしてもインフルエンザにかかってしまうことも多くなります。
とはいえ、冬は風邪の季節でもあるのでインフルエンザなのか風邪なのか分からなくて迷ってしまうお母さんもいるでしょう。
インフルエンザは基本的には病院では検査キットで検査をしてウイルスを確認することでわかります。
この検査でウイルスが確認されない場合には、風邪と判断されることもあります。
では、インフルエンザの場合にはどのような薬が処方されるのでしょうか?
今回は、気になる子供のインフルエンザのお薬の事、また薬の注意点についてご紹介しようと思います。
インフルエンザと風邪の違いは?
インフルエンザか風邪かわからないとき、親が判断することは難しいですね。
けれども、インフルエンザの場合はいくつかの特徴的な症状があります。
それが、高熱です。
39度以上の高熱がでて倦怠感が出てきます。
さらに、関節痛や筋肉痛も起こります。
これは幼児の場合はかならずしも感じられるものではありません。
ほかには、咳や痰、鼻水、のどの痛みといった風邪のような症状もあります。
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インフルエンザで処方される薬
それでは、実際にインフルエンザにかかるとどの様な薬が処方されるのでしょうか?
基本的にはインフルエンザで処方される薬は4種類あります。
それぞれをご紹介していきましょう。
1.リレンザ
パウダー状の吸引薬で通常は5日分が処方されます。
これは5歳以上の幼児に処方することができます。
2.イナビル
イナビルは、1回の吸引で治療が終わる吸引薬です。
1歳以上の幼児から処方できる薬ですが、基本的には10歳以上で処方されることが多いようです。
3.タミフル
タミフルは、飲み薬で通常は5日分が処方されます。
熱が下がっても、処方された分は最後まで飲みきることが大切です。
1歳未満の幼児に対しての安全性が確認できていないので処方されません。
4.ラピアクタ
ラピアクタは、点滴で処方される薬です。
インフルエンザで重篤化した場合には医師の指示で入院し処方されることがでいます。
0歳児から処方できます。
この4つが一般的に使われるインフルエンザの薬となります。
年齢によるインフルエンザの薬の違いは?
かかりつけの医療機関によっても処方される薬は違いますが一般的には年齢により薬を使い分けている傾向があります。
たとえば、0~1歳未満の子どもには基本的に抗インフルエンザ薬は使用しません。
1歳以上5歳未満の場合には吸引薬のリレンザやイナビルは使用できませんのでタミフルが処方されるでしょう。
5歳以上10歳未満の子どもの場合には、吸引薬のリレンザを考えますが、上手に吸引ができない場合にはタミフルが処方されます。
10歳から20歳見何の場合には、リレンザを考えます。
タミフルは原則として使用しません。
タミフルの副作用は?
みなさんもタミフルを処方されて服用した児童が異常行動を起こしたり転落死亡したという話を聞いたことがあるでしょう。
インフルエンザの薬として処方されるタミフルには副作用もありますので十分に注意しなくてはいけません。
このことで10歳以上の未成年者には原則としてタミフルを服用させることは控えることとなりました。
服用しなくてはいけない場合でも、幼児や小児、未成年者が一人にならないように保護者がちゅういしなくてはいけません。
実際にはタミフルと転落事故の因果関係がはっきりとわかっているわけではありません。
けれども、万が一のことを考えて注意が必要です。
子供のインフルエンザの薬の注意点は?
それでは、子供に処方されたインフルエンザの薬を服用するさいに注意することはどのようなことでしょうか?
まず、一番大切な事といえば医師から処方された薬を適切に飲ませることです。
勝手に飲む量を変更したり、飲まなかったりするのは控えましょう。
さらに、薬を飲んだら水分補給もしっかりと行わなくてはいけません。
食欲がなくてもスポーツドリンクや経口補水液などを少しずつでも飲ませるようにしましょう。
インフルエンザの子どもの薬についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザにかかった時に処方される子供の薬についてご紹介しました。
インフルエンザにはいくつかの薬がありますが、年齢によって処方できない薬もあります。
とくに皆さんがご存知のようにタミフルには副作用があり10歳以上未成年の処方は控えられています。
今回の記事を参考にして、子供の処方された薬がどのタイプなのか、どのような副作用があるのかをしっかり把握したうえで服用させるようにしましょう。
また、気になること、わからないことがあった場合にはすぐに医師に相談してみましょう。