インフルエンザ予防接種、卵アレルギーで副作用、注意点は?受けられない?

卵アレルギーの人はインフルエンザ予防接種を受けられる?

寒くなると流行し始めるインフルエンザ。

インフルエンザに感染すると突然の高熱や関節痛などの全身症状などで辛い思いをします。
ですから、できるだけインフルエンザを予防しようとさまざまな予防法を取りいれている方も多いでしょう。

そんなインフルエンザの予防策の中でも一番効果があるインフルエンザの予防接種。

でも、卵アレルギーの人はインフルエンザの予防接種が受けられないと聞いたことがあるのではないでしょうか?

今回は、気になる卵アレルギーとインフルエンザ予防接種についてご紹介しようと思います。

卵アレルギーだとインフルエンザ予防接種を受けられないの?

インフルエンザの予防接種と卵アレルギーはどのような関係があるのでしょうか?

実際にインフルエンザの予防接種を受けに行くと問診票などで卵アレルギーについての質問があったり、張り紙があったりします。

実は、インフルエンザワクチンを製造するときに鶏卵が使われています。

ですから、ワクチンにもごく微量ですが鶏卵の成分が含まれるのです。

とはいえ、日本ではワクチンは高純度に精製されているので、その量はごくわずかです。

日本では卵アレルギーであってもほとんど問題なくインフルエンザ予防接種を受けることができます。

ただ、アレルギーの症状によっては問題もあるので医師に相談するとよいでしょう。

卵アレルギーとはどんなアレルギー?

では、卵アレルギーについてご紹介しておきましょう。

卵アレルギーは、鶏卵や鶏卵を含む食品を体内に取りいれると起こるアレルギー反応です。

とくに消化機能がまだ未熟な3歳未満の乳幼児に多くみられます。

鶏卵や鶏卵を含む食品を摂取して数分から数時間後に蕁麻疹や咳などのアレルギー症状が発祥します。

一般的には年齢が大きくなると症状が改善されることが多いです。

ただ、大きくなってもアナフィラキシー症状などの強い反応がでる人もいます。

卵アレルギーの症状として一般的なのが皮膚のかゆみや蕁麻疹です。

ほかにも喉がイガイガしたり、発熱や下痢、嘔吐などの症状がでる場合もあります。

卵アレルギーは、卵黄や卵白、加熱具合などによってもアレルギー症状の強さが変わります。

卵黄の方が反応が出にくく、加熱することもアレルギー症状が出にくいともいわれます。

卵アレルギーでもインフルエンザ予防接種を受けられます。

ここまで、卵アレルギーとインフルエンザ予防接種についてご紹介してきました。

ご紹介したようにインフルエンザワクチンにはごく微量の鶏卵の成分が含まれてはいます。

とはいえ、基本的には卵アレルギーでもインフルエンザ予防接種を受けることができます。

卵アレルギーでインフルエンザ予防接種を受けられない人はごく稀です。

軽度の卵アレルギーでは、問題なくインフルエンザ予防接種を受けることができます。

とはいえ、インフルエンザ予防接種でアナフィラキシー反応がでる場合もありますので慎重になりましょう。

症状の程度に関わらず、卵アレルギーの場合には必ず事前に医師に相談するようにしましょう。

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インフルエンザ予防接種での副作用は?

インフルエンザ予防接種をうけることで、副作用があるのでしょうか?

インフルエンザ予防接種は、インフルエンザウイルスに対して免疫をつけるためです。

けれども、その日の体調や体質によってはこのインフルエンザ予防接種で体内にはいるワクチンを異物とみなしてしまいます。

そして、ワクチンに対する防御反応が出ることがあります。

すると接種した部分が赤く腫れたり熱が出たりすることがあります。

これが一般的な副作用なのです。

軽度な副作用は、接種後24時間以内に起こることが多いと言われます。

そして、2,3日で治ることが多いでしょう。

インフルエンザ予防接種の副作用と思われる症状が長く続く場合には早めに医師に相談しましょう。

まれに、重篤な副作用がでる場合もあります。

重篤な副作用は、接種後30分以内に起こる場合が多いと言われています。

とくに卵アレルギーの人はアナフィラキシーにも注意が必要です。

このような副作用はインフルエンザワクチンを接種後すぐに表れることが多いので、接種後30分は病院で様子を診ると良いでしょう。

また、すぐに病院を離れる場合には、医師や医療機関の連絡先を把握しておきましょう。

卵アレルギーが重度のばあいには、ワクチンを受ける前に皮内テストを受けることができます。

医師に相談してみるとよいでしょう。

卵アレルギーの人はインフルエンザ予防接種を受けられるかについてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、卵アレルギーの人はインフルエンザ予防接種が受けられるのかどうかについてご紹介しました。

インフルエンザワクチンを精製する際に鶏卵を使用していることから、卵アレルギーのひとは受けられないと思われがちですがごく少量の鶏卵の成分ですから重度のアレルギーでなければとくに問題はないようです。

とはいえ、気になる場合には一度医師に相談してみるとよいでしょう。