インフルエンザの関節痛を和らげるには?場所と原因、いつまで続く?

インフルエンザで熱は出ないけれど関節痛がひどいのはどうして?

冬になると流行するインフルエンザ。

インフルエンザの症状といえば、やはり急な発熱をイメージする方が多いのではないでしょうか?

でも、インフルエンザなのに熱がでなくて、その代わりに関節痛が酷いという方もいます。

そこで今回は、インフルエンザで熱がでないのに関節痛が酷い人がいるのはなぜかについて、御紹介しようと思います。

インフルエンザでも熱が出ないことは?

インフルエンザといえば高熱が出るというイメージがあるのに、熱が出ないこともあるのでしょうか?

実はインフルエンザに感染しても高熱が出ないケースが増えているといいます。

成人の場合には2割程度、高齢者の場合は5割の人がインフルエンザに感染しても高熱がでません。

とはいえ、高熱が出ないからと言ってインフルエンザが治っているわけではありません。

では、なぜインフルエンザなのに高熱が出ないことがあるのでしょうか?

いくつかの理由が考えられますが

1.インフルエンザのB型に感染した場合には高熱がでないこともある

2.風邪だと思って事前に解熱鎮痛成分が含まれる風邪薬を服用していた

3.インフルエンザの予防接種を受けていた

4.免疫力が低いせいで、発熱することがない

といったことが考えられます。

インフルエンザにはA型、B型、C型がありますが、とくにB型の場合には高熱がでないことがあります。

ただ、インフルエンザB型の場合には、下痢や腹痛などの症状がでることが多いです。

小さな子どもや高齢者には免疫力が低い人も少なくありません。

成人でも持病があったり体の弱い人は免疫力が低いこともありますので熱が出ないことがあります。

インフルエンザで熱がないのに関節痛になるのはなぜ?

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では、インフルエンザで熱の症状は出ないのに関節痛の症状がでるのはどうしてでしょうか?

インフルエンザに限らず、一般的な症状が必ずでるとは限りません。

一般的な症状と言われている物も、実はその症状が出る可能性が高いというだけで必ずではないのです。

ですから、インフルエンザでも高熱は出なくて、関節痛が酷い人もいます。

どの症状がでるかは、その人によって違うというわけです。

インフルエンザかわからないけれど高熱が出ないから大丈夫と思っていてもひどい関節痛や頭痛などの症状がある場合にはインフルエンザの可能性があるということです。

インフルエンザによって関節痛になる原因は?

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インフルエンザによって全身の関節がいたくなることがあります。

これは、インフルエンザウイルスが原因ではなく、プロスタグランジンという物質が関係しています。

このプロスタグランジンは体内で分泌されるのですが、それだけで分泌されるわけではありません。

インフルエンザウイルスが侵入してきたらウイルスから身を守るサイトカインとい物質が白血球から分泌されます。

サイトカインは過剰に分泌されることもあります。

分泌量が多いと臓器を機能不全にしてしまう危険性もあります。

そこでプロスタグランジンという物質が分泌するのです。

プロスタグランジンがサイトカインのかじょうな分泌を抑える役割をしているのです。

このプロスタグランジンは、血管をひろげて血液の巡りをよくすることができたり、発熱をさせてウイルスと闘ったり、免疫反応と高める働きもあります。

ですから、インフルエンザで関節痛になるのは、体の免疫細胞がウイルスと闘っている証拠ともいえるのです。

インフルエンザで熱が出ない時にでる症状は?

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では、インフルエンザで熱が出なかった場合、関節痛のほかにどのような症状がでることがあるのでしょうか?

熱が出ないとインフルエンザに気づかない可能性があるので、他にはどのような症状があるのかも知っておきたいですね。

まず、インフルエンザとして出やすい症状ですが、全身の倦怠感や筋肉痛、悪寒、のどの痛み、咳や鼻水があります。

また、インフルエンザB型の場合には、これらの症状のほかに下痢や腹痛があります。

風邪に似た症状も少なくないので熱が出ないとインフルエンザと風邪の症状を見きわめるのが難しいかもしれません。

とはいえ、普段の風邪の症状とはなにか違うと感じたら病院で検査してもらいましょう。

インフルエンザの治療には抗インフルエンザ薬がつかわれますが、インフルエンザが発症して48時間以内に薬を飲むことが効果を最大限にすることができます。

ですから、すこしでもインフルエンザの可能性がある場合には、検査しましょう。

インフルエンザで熱がでないのに関節痛がある原因についてのまとめ

いかがでしたか?

インフルエンザかなと、疑うのはどうしても高い熱が出た時ですが実は人によっては高い熱がでないこともあります。

そこでインフルエンザと気づかずに周囲に感染させないように、インフルエンザでも熱が出ないことがあることを知っておきましょう。

また、熱がでなくても関節痛がでることはあります。

関節痛以外にもインフルエンザとわかる症状はいくつかあります。

熱が出ない場合でもインフルエンザの症状がある場合には、検査をしてみましょう。