インフルエンザから気管支肺炎になる症状、高齢者や子供の注意点と予防法

インフルエンザからの気管支肺炎には注意が必要!

インフルエンザといえば、急激な高熱や全身症状なのつらい症状が数日つづくことで知られていますね。

感染力が強いので、予防をしていても毎年冬に流行します。

もちろん、インフルエンザ予防接種なども効果がありますが、それでもインフルエンザに感染してしまうことがあります。

また、インフルエンザが重症化して気管支肺炎を起こしてしまうことなどがあるのはご存知でしたは?

今回は、注意しなくてはいけないインフルエンザから気管支肺炎にならないための予防法などをご紹介しましょう。

そもそも気管支肺炎とは?

気管支肺炎とは、肺炎のひとつです。

炎症の範囲が細気管支と肺胞を含む小葉に限局しているものをいいます。

小葉性肺炎または巣状肺炎ともいいます。

この気管支肺炎の原因が気になるところです。

乳幼児期に気管支肺炎になるのは、肺炎球菌やインフルエンザ菌が原因となることが多いです。

学童期の場合には、肺炎球菌やマイコプラズマが原因となることが多いです。

大人になると、大腸菌などの弱毒菌の感染によるものが多いです。

この弱毒菌とは、毒性が弱いもので人や環境に普通に存在しています。

健康な人にはあまり問題はありませんが、免疫力が弱っていると感染してしまうことのある菌です。

気管支肺炎になると、初期のころは咳や痰、発熱やぜーぜーと雑音がします。

そして、ウイルスによるものの場合には症状が軽く、細菌が原因のものは症状が強くでることが多いと言われています。

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気管支肺炎になった時の治療法は?

それでは、気管支肺炎になった場合にはどのような治療が行われるのでしょうか?

ウイルス性の気管支肺炎の場合には、痰を出やすくするための対処療法が中心となります。

細菌によるものの場合には、抗生物質を使うことになります。

けれども、症状だけではどちらが原因か区別がつかないことも多いので、症状が比較的重い場合には抗生物質を使うことが多いです。

呼吸が苦しい場合には、点滴や酸素投与などの治療を行うこともあり、その場合は入院治療となります。

また、一般的には肺炎の治療には薬が使われます。

肺炎に使われる抗菌薬は、原因と考えられる病原菌にあわせて使い分ける必要があります。

そして、治療を行う場合には入院して安静にすることが大切です。

長期入院となるくともありますが、症状が軽い場合には入院しないで外来で点滴を行う治療でも可能な場合があります。

インフルエンザを予防することで気管支肺炎も予防できる

風邪には予防接種ができませんが、肺炎を予防するワクチンがあるのをご存知でしょうか?

肺炎や気管支炎は、呼吸器感染症です。

風邪やインフルエンザにかかってのどに炎症があると、健康な状態よりも肺炎や気管支肺炎を起こしてしまうウイルスに感染する確率も高くなります。

ですから、インフルエンザや風邪にならないように気を付けることが予防法となります。

インフルエンザ予防としては、流行前に予防接種を受けることで効果があります。

風邪は、手洗いうがいやマスクの着用をこころがけましょう。

また、普段から免疫力を高めるために、十分な休養をとることや栄養バランスのとれた食事を心がけるなども大切です。

インフルエンザから気管支肺炎になったと思われる症状は?

では、インフルエンザから気管支肺炎を起こしたとわかるのはどのような症状がある時でしょうか?

まず、ひとつは発熱が長びく場合です。

インフルエンザによる気管支肺炎の場合には、本来熱が下がり始める4,5日を過ぎても高熱がつづくことがあります。

細菌の二次感染の肺炎では、インフルエンザが治りかけで再び熱が上がることもあります。

ですから熱のでかたに注意しなくてはいけません。

また、痰の絡んだ咳がでていないかも気をつけなくてはいけません。

細菌感染によって気管支肺炎になると、痰の絡んだ咳がでます。

痰は、黄色から黄緑色がかった色で、年生が強くてどろっとしています。

ほかに、重症な肺炎の場合には呼吸困難や換気障害のよって酸素が不足することで唇や手足の指先が青白くなるチアノーゼが見られることもあります。

インフルエンザから気管支肺炎になりやすい人は?

では、どのようなインフルエンザから気管支肺炎になりやすいのでしょうか?

まず、体力が低下している高齢者はきをつけなくてはいけません。

慢性の基礎疾患を持っている方も多いので、インフルエンザに感染すると肺炎の合併症を引き起こすことも多くなります。

ですから、高齢者がインフルエンザに感染したら少しでも症状が長引いたり、重かった場合には早めに受診しましょう。

また、妊娠中の女性も気管支肺炎になりやすいです。

これは、妊娠に伴い自身の免疫能力を低下させてしまっているからです。

ほかに、乳幼児や心臓疾患などをもっている方も注意が必要です。

インフルエンザからの気管支肺炎に注意が必要な事についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザから気管支肺炎になることに注意が必要ということをご紹介しました。

気管支肺炎になると、治療もより大変になりますので気をつけなくてはいけませんね。

とくに高齢者や乳幼児、妊婦さん、そして持病のある方は気管支肺炎の予防のためにも風邪やインフルエンザ予防をしっかりしましょう。