インフルエンザが発症したら自然治癒することはできるの?
インフルエンザといえば、毎年冬に流行します。
できればインフルエンザにはかかりたくないと思うのはだれも同じことでしょう。
だから、インフルエンザの予防接種を受けたり、マスクを着用したり、手洗いうがいを徹底したりします。
それでも残念ながらインフルエンザに感染して発症してしまうこともあるのです。
インフルエンザといえば、特徴的な症状として急激な高熱があります。
高熱があるのに病院に行くのって大変ですよね。
できれば、家で静かに寝ていたいから、インフルエンザを自然治癒したいと考える方も実は少なくないと思います。
そこで、今回はインフルエンザが発症したら自然治癒することはできるのか、ご紹介しようと思います。
インフルエンザって自然治癒できるの?
インフルエンザにかかってしまったら病院を受診する。
それが当たり前のように思っているので、インフルエンザが自然治癒できるなんて考えられませんよね。
でも、実はインフルエンザは自然治癒できるのです。
本当は、インフルエンザは自然治癒でしか治らないのです。
普段から健康な人ならインフルエンザが発症しても安静にしていれば、4,5日で解熱して自然に治るのです。
もちろん、小さなおこさんや高齢者はそういうわけにもいきません。
インフルエンザで病院を受診すると、抗インフルエンザウイルス薬であるタミフルやリレンザが処方されます。
ですから、インフルエンザは薬を飲まないと治らないと考える人が多いようです。
じつはこのインフルエンザの薬は、2000年以降に国で認可された薬なので、それ以前はインフルエンザは自然治癒させる病気でした。
つまり、インフルエンザは薬でウイルスの増殖を抑えるだけで、自分の免疫力で治すしかないのです。
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どうして病院ではインフルエンザの薬をだすの?
インフルエンザは、自然治癒できる病気なのに、なぜ病院では薬が出されるのでしょうか?
実は、インフルエンザは一般の風邪に比べて重症化しやすい傾向があります。
とくに小さな子どもや高齢者など免疫力が低い人は、重症化しやすく稀に死につながるケースもあります。
そこで抗インフルエンザウイルス薬が処方されるのですが、これらの薬はウイルスがピークに達するまでに服用すると、重症化や長期化を防ぐことができます。
ですから、できるだけ早く薬を服用することでウイルスを抑制するために薬が処方されるのです。
インフルエンザに解熱剤は使える?
それでは、インフルエンザで自然治癒をしようと思ったら解熱剤を使ってもいいのでしょうか?
発熱している時は熱を下げるために解熱剤を使いたいですよね。
でも、実は熱があるのはインフルエンザウイルスを撃退しているから。
体温が高い方が抵抗力が高まりますので無理に熱を下げてしまわない方がよいのです。
無理に熱を下げると体の抵抗力を低下させてしまいます。
その結果、症状が長期化してしまうのです。
ですから熱があるからと言って解熱剤を使わない方がいいのです。
とはいえ、高熱が続いて眠れなかったり、ゆっくり休めないなどがある場合には病院で解熱剤を処方してもらってもよいでしょう。
また、インフルエンザの症状は風邪の症状と似ている部分も多いのです。
そこで風邪薬を飲めばいいと考える方もいるでしょう。
けれども、インフルエンザと風邪とは違うものなので風邪薬ではインフルエンザを治すことはできません。
インフルエンザが自然治癒するにはどのくらいの期間がいるの?
では、インフルエンザを自然治癒しようとおもったら、どのくらいの期間がかかるのでしょうか?
インフルエンザは通常は、発症した後4,5日位で熱が下がります。
その他の症状も1週間ぐらいで治るでしょう。
この期間は家で安静にして、ゆっくりと体を休める必要があります。
無理すると長引くので気を付けましょう。
また、インフルエンザは熱が下がった後のウイルスが体内に残っている状態ですので感染力の強いウイルスを周囲にまき散らしてしまうので気をつけなくてはいけません。
ですから、感染拡大を防ぐためには解熱ごも2日間は自宅で静養していましょう。
もちろん少しでも早くインフルエンザを治したいと考える人は、自然治癒ではなくて病院で診察を受けて抗インフルエンザウイルス薬を処方してもらう方がよいでしょう。
インフルエンザの薬は、発症してから24時間以内に服用することが大切といいますので、早めに病院を受診すると良いでしょう。
インフルエンザを自然治癒する方法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザを自然治癒する方法についてご紹介しました。
インフルエンザにかかると病院を受診して薬を処方してもらわないと治らないと考えている方も多いですが実はそうではありません。
もともとは自然治癒があたりまえだったインフルエンザ。
インフルエンザで高熱があって辛いので病院までいけないと言うなら、自宅でゆっくり療養することでも自然治癒することもできます。
ただ、ほかにも気になる症状があるなら、早めに受診した方がいいでしょう。