インフルエンザで蕁麻疹がでることってあるの?その理由は?
冬になるとインフルエンザが流行します。
インフルエンザといえば、高熱というイメージが一番あるでしょう。
でも、インフルエンザに感染したり、インフルエンザの予防接種を受けた後には蕁麻疹が起こるがあります。
とくに子どもに多いのですが、インフルエンザでおこる蕁麻疹お症状や原因について御紹介しましょう。
インフルエンザで蕁麻疹ができるの?
インフルエンザにかかっている時やインフルエンザが治った後、さらにインフルエンザ予防接種を受けた後に蕁麻疹が出る人がいます。
この蕁麻疹の症状はとくに子供の多いのです。
とはいえ、インフルエンザの症状には蕁麻疹はありません。
では、なぜ蕁麻疹がでるのでしょうか?
そもそも、蕁麻疹とはどのような症状なのでしょうか?
蕁麻疹は、皮膚の一部に蚊にさされたような赤い発疹がでる症状です。
発疹は赤く盛り上がって強いかゆみを伴うことが多くあります。
チクチクした痛みがでることもあります。
発疹の大記者3~10mm程とさまざまで、形も楕円形、ミミズばれ、まだらなどいろいろです。
これらの症状は、一般的には数時間から1日で消えることがほとんどです。
では、なぜ蕁麻疹がでるのでしょうか?
蕁麻疹には、アレルギー性のものと非アレルギー性のものがあります。
アレルギー性のものの原因となるのは、食品や食品添加物、動植物、薬剤などです。
アレルギーの原因物質が、体の中で異物として認識されて細胞からヒスタミンという物質が放出されます。
このヒスタミンは皮膚内の血管を拡張される働きがあるので、血液中の水分が漏れ出して皮膚に赤いふくらみができるのです。
また、ヒスタミンが皮膚内の神経を刺激して、痒いが引き起こるのです。
非アレルギー性の蕁麻疹の場合には、摩擦や圧迫、寒さや暑さなどの外部刺激が原因で起こります。
この場合には、痒みがないこともあります。
インフルエンザで蕁麻疹がでるのはどうして?
では、これらの蕁麻疹がインフルエンザの際に出るのはどうしてでしょうか?
インフルエンザで蕁麻疹がでるのは子供に多いです。
子どもは、免疫力が低下しているときに蕁麻疹が出やすいといわれています。
インフルエンザに感染して、免疫力が低下しているので蕁麻疹が発生することがあるのです。
また、予防接種の副反応として蕁麻疹がでることもあります。
インフルエンザの予防接種を受けた後に、摂取した部分が赤く腫れることがあります。
この反応は、インフルエンザワクチンに対して抗体がつくられて免疫を獲得している証拠なのです。
このような副反応は、通常は2,3日で徐々に治まっていくでしょう。
もし、一部分だけでなく広範囲に蕁麻疹がでて、なかなか治らない場合には予防接種を受けた病院に相談しましょう。
インフルエンザの治療薬である抗インフルエンザ薬の副作用として蕁麻疹がでる可能性もあります。
発生頻度としてはあまり高くありませんが、抗インフルエンザ薬の副作用として蕁麻疹がでることもあると言われています。
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インフルエンザで蕁麻疹が出た場合の対処法は?
では、インフルエンザで蕁麻疹が出てしまった時にはどのように対処したらよいのでしょうか?
蕁麻疹ができると一番こまるのが痒みでしょう。
蕁麻疹によるかゆみを楽にするためには、患部を冷すことがよいでしょう。
冷たいタオルなどで患部を押さえるとかゆみがすこし楽になります。
ただ、寒冷蕁麻疹の場合には逆効果です。
患部を掻いたりしないように注意しなくてはいけません。
とくに血行が良くなるとかゆみが強くなりますので、蕁麻疹が出ている時にはお風呂にゆっくり浸からずにシャワーにするとよいでしょう。
インフルエンザが原因で蕁麻疹がでていることが分かっていれば、すこしすれば治ると思います。
ですから、痒みや痛みに対する対処だけしっかりやりましょう。
とくに小さなお子さんは痒くてかきむしってしまう可能性があります。
掻きむしると皮膚が傷つき痛みとなります。
蕁麻疹に気づいたら、なるべく掻かないように気分を紛らわせてあげたり、長袖を着るなどの対処も必要です。
しばらくしても蕁麻疹が治まらない場合には、ほかの原因が考えられますので一度医師に相談した方がよいでしょう。
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インフルエンザによる蕁麻疹についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザによる蕁麻疹の原因や対処法について御紹介しました。
インフルエンザで実際に蕁麻疹が出た経験が有る方はいるでしょうか?
多くは小さなお子さんがインフルエンザで抵抗力が落ちている時に蕁麻疹になりやすいといわれています。
これはインフルエンザの症状というわけではありません。
ただ、インフルエンザウイルスに感染して抵抗力が落ちていたり、予防接種や抗インフルエンザ薬の副作用として蕁麻疹がでることがあるのです。
とくに予防接種や薬が原因と考えられる場合には、早めに医師に相談するとよいでしょう。