2ヶ月、3ヶ月の赤ちゃんのインフルエンザの症状や潜伏期間、新生児の感染の可能性は?
冬になると毎年大流行するインフルエンザ。
大人でもインフルエンザにかかるとつらいけれど、免疫力のない赤ちゃんにとってはより辛いことは間違いありません。
では、授乳中の新生児でもインフルエンザに感染することがあるのでしょうか?
今回は、赤ちゃんのインフルエンザの症状や潜伏期間、そして新生児の感染の可能性などについてご紹介しようと思います。
赤ちゃんのインフルエンザの症状と潜伏期間は?
赤ちゃんは自分で具合が悪いことを伝えることができませんね。
泣いたり、ぐずったりすることで体調が悪いことを伝えるしかありません。
ですから、お母さんやお父さんが赤ちゃんの体調の変化を感じてあげることがとても大切なのです。
そこで、まずは赤ちゃんのインフルエンザの症状と潜伏期間などを学んでい行きましょう。
通常、インフルエンザの潜伏期間は1~3日と言われています。
早い人は24時間以内に発症します。
これは、大人でも赤ちゃんでも変わりません。
赤ちゃんが感染するのは、お母さんやお父さん、家族からの感染です。
とくに感染経路としては飛沫感染でしょう。
飛沫感染は、つばやくしゃみからの感染です。
赤ちゃんがインフルエンザを発症した場合、どのような症状があるでしょうか?
まずは、突然38度以上の高熱がでます。
とはいえ、赤ちゃんは大人にくらべるともともと体温が高いです。
とはいえ、常に体温をたもっているわけでは無いので、いつも触れているお母さんならすぐに気が付くでしょう。
このほかには、体がとても熱かったり、母乳の飲みが悪い、機嫌がわるい、ぐったりしているなどの症状がある場合にもインフルエンザの可能性があります。
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赤ちゃんのインフルエンザと風邪の違いの見分け方
赤ちゃんが調子が悪そうだけれど、インフルエンザなのか風邪なのかをどのように見分けることができるのでしょうか?
風邪とインフルエンザは、発熱などの症状は同じです。
けれども、インフルエンザの場合には、解熱剤を使うとインフルエンザ脳症という重い合併症のきっかけとなります。
そこでしっかりと風邪とインフルエンザを見分けなくてはいけません。
インフルエンザの場合、発症後の発作や合併症につながる原因を持ちます。
インフルエンザ脳症や肺炎、気管支炎、中耳炎、咽頭炎、副鼻腔炎などになりますので、とくに高熱がある場合にはインフルエンザを疑って受診しましょう。
授乳中の新生児でもインフルエンザにかかるの?
では、生まれたばかりのまだ授乳中の新生児でもインフルエンザにかかることがあるのでしょうか?
じつは、赤ちゃんでもインフルエンザにはかかります。
一般的に赤ちゃんは母乳に含まれる免疫力で守られているというイメージがありますが、インフルエンザの場合にはこの免疫力は役立ちません。
ですから、月齢や年齢にかかわらず、赤ちゃんでもインフルエンザにかかる可能性はあるのです。
とくに家族がインフルエンザにかかっている場合には、赤ちゃんにうつさないように気をつけなくてはいけません。
赤ちゃんがインフルエンザにかかった時の対処法
家族がインフルエンザにかかってしまい、赤ちゃんにうつってしまった場合、どのような対処をすればよいのでしょうか?
赤ちゃんは言葉がしゃべれませんから、お母さんは赤ちゃんの様子をみて体の調子を判断してあげなくてはいけません。
しっかりと観察してあげましょう。
インフルエンザで高熱がでると汗をかきますので、汗が冷えないようにこまめに着替えをさせてあげましょう。
また、発熱によって水分も奪われるので母乳をこまめに与えましょう。
保湿と換気をしっかりと行い、できるだけ早くウイルスを外に出すようにします。
離乳食がはじまっている赤ちゃんの場合も無理に食べさせる必要はありません。
水分だけしっかりと補給するように心がけましょう。
また、日に日に症状が悪化していくような場合には、肺炎や中耳炎などの合併症も心配ですので早めに病院を受診しましょう。
赤ちゃんがインフルエンザにかからないように家族ができるだけ予防することが一番大切です。
とくに小さな赤ちゃんは外出に機会は少ないですから、家族からの感染がほとんどです。
家族の予防からこころがけるようにしましょう。
赤ちゃんのインフルエンザの症状や潜伏期間などについてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、赤ちゃんのインフルエンザの症状や潜伏期間、かかったときの対処法などを御紹介しました。
赤ちゃんがインフルエンザになるととても心配です。
とくに赤ちゃんは言葉で伝えることができないのでお母さんの観察が大切なのです。
今回ご紹介したような赤ちゃんの症状がある場合にはインフルエンザの可能性を疑って、早めに受診してあげましょう。
また、かかってしまった場合には医師の指導をしっかりきいてできるだけ早く治るように対処してあげましょう。