インフルエンザ時の正しい過ごした方はあるの?回復期間は?
冬になると流行するインフルエンザ。
インフルエンザは高熱などのつらい症状があるので、できれば感染したくないものです。
とはいえ、どんなに予防策を取っていてもインフルエンザに感染してしまう可能性はゼロではないのです。
では、インフルエンザに感染してしまった場合には、どのようにすごせばよいのでしょうか?
今回は、気になるインフルエンザ時の正しい過ごし方についてご紹介しましょう。
インフルエンザ潜伏期間中の過ごし方は?
インフルエンザウイルスが体内に感染してから発症するまでの潜伏期間は約1~2日と言われています。
長くても3日間となります。
インフルエンザウイルスは発症する前の潜伏期間でも、周囲の人に感染させてしまう可能性もあるのです。
ですから、潜伏期間で症状が出ない場合は、自分が気が付かない間に人と接触してしまいます。
潜伏期間に接触があった人には、インフルエンザの可能性を後でお話しした方がよいでしょう。
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インフルエンザが発症してからの過ごし方は?
それでは、潜伏期間が過ぎてインフルエンザが発症してからは、どのようにすごしたらよいのでしょうか?
インフルエンザに感染してから2,3日の潜伏期間を経て発症します。
そして3~5日程発熱などの症状がでますね。
インフルエンザは発症すると急激に熱が上がり38度~40度の熱がでます。
さらには、全身の関節痛や筋肉痛、倦怠感、頭痛などの症状が現れます。
インフルエンザの特徴としては、全身症状がとても重く出ることです。
この期間には体を充分に温めてしっかりと睡眠をとるようにすることです。
とにかく安静にしなくてはいけません。
一般的な風邪とくらべると、いきなり熱が出てどんどん上がってきます。
それは身体がウイルスと闘っている証拠です。
ですから、無理に熱を下げる必要はありません。
けれども、あまりにも体温が上がってしまうと脱水症状になる可能性があります。
脱水症状になると汗が出なくなったり、熱が下がりにくくなったりします。
さらには、脳や身体に負担がかかってきます。
ですから、安静にして水分補給をしっかりすることが大切です。
また、病院から処方された薬はしっかり飲むようにしましょう。
市販の薬を飲む場合には、インフルエンザの時には避けた方が良い成分もありますので気をつけなくてはいけません。
子供の場合はインフルエンザにかかったら幼稚園や学校を出席停止になりますが、出席停止期間はきちんと守るようにしましょう。
赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合は室内環境に特に気をつける必要があります。
湿度は40-60%、温度は18度異常になるようにすることが大切です。
また、ウイルスを追い出すために換気を行うことも大切です。
1時間に1回は空気の入れ替えをするようにして、看病の際はマスクを着用しましょう。
インフルエンザ回復期間の過ごし方は?
それでは、インフルエンザ感染から5~7日たった回復期間はどのようにすごせばよいのでしょうか?
インフルエンザは感染してから3~5日くらい経つと熱が下がり始めます。
すると、だんだんと全身症状も楽になってきます。
インフルエンザは発症後48時間以内にタミフルなどの抗インフルエンザ薬を飲むと効果的で、1,2日ほど早く回復すると言われています。
ですから、しっかりと薬を飲んでいれば徐々に回復してきます。
このころになると食欲も出てくるでしょう。
発症してから5日たっても症状に変化がない場合には、もう一度医師に診察してもらいましょう。
インフルエンザは抗インフルエンザ薬を飲むことで1,2日で熱が下がることもあります。
けれども、この場合には体内にはまだウイルスがのこっている状態ですので注意が必要です。
ですから、回復期間に気をつけなくてはいけないのは、周囲に感染させてしまわないことです。
自分自身は症状がだいぶ楽になってるので外出してもいいと思ってしまうかもしれません。
けれども、この期間はまだ自宅でゆっくりと過ごすようにしましょう。
どうしても外出しなくては行けない場合には、できるだけ人が少ない時間を選んだり、マスクを着用するなど周囲への配慮が必要です。
もちろん、自宅で過ごす場合にも、まだこの期間は感染の可能性がありますので、家族と一緒にいるのではなくて一人で部屋で安静にすると良いでしょう。
インフルエンザ回復期の食事は?
インフルエンザも回復期に入ると、食欲が出てくる方も多いでしょう。
これまだ、殆ど水分だけで過ごしていたので食慾が出てきたらスタミナのあるものが食べたくなるかもしれません。
けれども、まだ胃腸は弱っている状態ですから、お粥やうどんなど消化が良くて食べやすい物から様子を診ながら食べるようにしましょう。
また、すこし食べられるようになってきたら茶わん蒸しなどをプラスしてもよいでしょう。
もちろん、生野菜などは消化が悪いので避けた方がいいです
自分の体と相談しながら、徐々に普通の食事にもどしていくようにしましょう。
インフルエンザ時の正しい過ごし方についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザ時の正しい過ごし方について、時期を分けてご紹介しました。
インフルエンザは感染して潜伏期間からスタートします。
この時期から、周囲への感染もありますので注意が必要です。
また、熱が下がって体調がよくなってきていてもまだ体内にウイルスがのこっているのでむやみに外出することなどは避けるとよいでしょう。
インフルエンザ時には、すこし余裕をもって学校や会社を休むようにして、しっかりと完治してから復帰するようにしましょう。
自分自身だけでなく周囲への感染の可能性を考えて行動することが大切です。