インフルエンザを赤ちゃんに移さないための家族全員の予防法

家族がインフルエンザに感染したときに赤ちゃんにうつさない予防法!

冬になると空気が乾燥してウイルスが蔓延しやすくなります。

するとインフルエンザが流行します。

インフルエンザウイルスは、学校や会社に行く家族がいる場合、外から運んできてしまう可能性があるのです。

家族の一人がインフルエンザに感染すると家族全員に順番にうつってしまうことも少なくありません。

とくに小さな赤ちゃんがいる場合には、うつしたくないと心配になるはずです。

そこで、家族がインフルエンザに感染した時にどのように赤ちゃんにうつさないようにするか、その予防法をご紹介しましょう。

家族全員が予防接種をする

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赤ちゃんにインフルエンザをうつさないようにするためには、家族がインフルエンザに感染しないことが一番大切です。

そこで家族全員が予防接種を受けることが一番の予防方法になります。

とはいえ、1歳未満の赤ちゃんはインフルエンザの予防接種をしたとしても効果はあまり期待できません。

そこで赤ちゃんがいるご家庭では、赤ちゃんが予防接種を受けるよりも周りの家族がインフルエンザが流行する2週間前までには予防接種を済ませておくとよいでしょう。

インフルエンザの予防接種を受けたところで完全にインフルエンザにかからないというわけではありません。

けれども、1度インフルエンザの予防接種をうけると、そのシーズンはインフルエンザに感染しにくくなります。

また、インフルエンザに感染したとしても症状が軽く済むといわれています。

インフルエンザのワクチンは不活性ワクチンなので母乳で育てているお母さんも安心して受けることがあります。

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初期症状がでたらすぐに病院へ

インフルエンザは、感染してから発症するまでの潜伏期間が1~3日程度と言われています。

この潜伏期間も感染する可能性はあります。

インフルエンザの特徴的な症状と言えば、急激な高熱というイメージが強いと思います。

けれども、この熱がでたときだけ感染するわけではないのです。

そのため、大切なのは気が付かずに感染しやすい初期症状をしっかりと見極めることです。

潜伏期間でもできるだけ周囲に感染を広げないようにしたいものです。

インフルエンザの初期症状としては、関節の痛みやのどの痛み、鼻の異変などがあります。

風邪の症状と似ているので、インフルエンザとは気づきにくいです。

風邪の場合でも赤ちゃんにはうつしたくないので、このような症状があったらすぐに病院へ行き、検査を受けるとよいでしょう。

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インフルエンザに感染した家族は別の部屋へ

しっかり予防していても家族がインフルエンザに感染してしまった。

そんな時は、感染した人は赤ちゃんとは別の部屋で過ごすようにしましょう。

もちろん、できれば他の家族とも接触を避けるようにするとよいでしょう。

とくにお母さんが感染してしまった場合には、できるだけ他の家族が赤ちゃんのお世話をするようにして赤ちゃんとの接触を短くするようにしましょう。

お母さん以外に赤ちゃんのお世話をすることができない場合には、マスクを着用して手洗いうがいをしっかりしてから赤ちゃんと接するようにします。

その他は赤ちゃんから最低でも2mは離れているようにしましょう。

すこしでも距離を置くことで感染の危険性を避けることができます。

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出典:南川クリニック

手洗いうがいを習慣にする

インフルエンザのウイルスの感染経路は大きく分けて3つありますが、その一つが接触感染です。

接触感染とは、ウイルスのついた手で触れたところを別の人が触れて、その手で口や鼻などを触れることで感染します。

もちろん、ウイルスのついた手で赤ちゃんに触れればインフルエンザウイルスを赤ちゃんに付着させてしまいます。

赤ちゃんは直ぐになんでも口にもって行ってしまいます。

ですから、ウイルスも感染しやすい状態にあります。

そのため、赤ちゃんと接触するさいにはしっかりと手を洗ってアルコールで消毒するように心がけましょう。

さらにうがい薬を使ってうがいをすることでウイルスの蔓延を予防することもできます。

部屋の環境を整えましょう

インフルエンザの感染予防のためには、部屋の環境を整えることも大切です。

赤ちゃんが過ごす部屋だけでなく、家族皆が過ごす部屋の環境を整えるとよいでしょう。

ウイルスが繁殖しにくい湿度は50%前後で温度は20℃前後と言われています。

ですから、加湿器などを活用して湿度と温度を保つようにしましょう。

もちろん、部屋の換気も大切です。

一定時間に一回、窓を開けて空気をいれかえるようにすると良いでしょう。

家族がインフルエンザに感染した時に赤ちゃんにうつさない予防法のまとめ

いかがでしたか?

今回は、家族がインフルエンザに感染した時に赤ちゃんに移さないようにするための予防法についてご紹介しました。

赤ちゃんにインフルエンザをうつさないためにできる、一番大切なことは家族がインフルエンザに感染しないことです。

そのために赤ちゃん以外の家族はインフルエンザの予防接種を受けておきましょう。

また、手洗いうがいは習慣にするなど心がけていきましょう。