インフルエンザB型から子供を守るためにできることは?
インフルエンザといえば、冬に流行することで知られています。
このインフルエンザですが、A型、B型、C型と種類があることもご存知の方が多いでしょう。
とくに流行するのがインフルエンザのA型とB型となります。
今回は、その中でもインフルエンザのB型から子供を守るために出来る事についてご紹介しようと思います。
インフルエンザのB型とは?
インフルエンザウイルスには幾つかの種類があります。
そのなかのひとつがインフルエンザのB型となります。
インフルエンザB型のウイルスは、病原体を持つような動物がいるわけでは無く抗原の移動がなくて、A型とは違っていくつもの型があるわけではありません。
人だけに感染するウイルスということです。
その意味では、インフルエンザのA型とは違っています。
インフルエンザのB型のウイルスも異なる抗原からなる2つの種類があります。
ひとつがビクトリア型、もうひとつが山形型です。
インフルエンザB型の主な症状は突然の起こる38度以上の発熱や頭痛、筋肉痛、関節痛などがあります。
でもインフルエンザB型はA型に比べて、高熱が出にくいという傾向もあります。
その反面、消化器系の症状はインフルエンザB型の方が多いのです。
さらにインフルエンザB型に感染すると乳幼児や小児は二峰性発熱が起こりやすいといわれます。
この二峰性発熱は、熱が下がって安心していると再度熱がぶり返すという症状です。
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インフルエンザの二峰性発熱とは?
インフルエンザB型に感染した乳幼児や小児によくみられる二峰性発熱について少しご紹介しましょう。
二峰性発熱は、インフルエンザに感染したときの特徴的な症状である発熱や関節痛、筋肉痛などの症状が治まってなおったと思った時に、再度発熱を繰り返すことをいいます。
この二峰性発熱ですが、インフルエンザに限った症状ではありません。
マシンやアデノウイルスなどでもこのような症状が見られます。
インフルエンザの特徴的な熱の出方としては、2~5日間高熱が出ることです。
その後1日は平熱に戻りますが、再度発熱が見られることがあります。
とくに1歳から9歳の症状が見られることが多いです。
二峰性発熱は、高熱で発熱期間が長引く傾向があるのでしっかりと様子を診る必要があります。
インフルエンザB型が流行するのはいつ頃?
では、このインフルエンザB型はいつごろ流行するのでしょうか?
日本ではインフルエンザの流行は11月下旬から12月頃に発生して、1月から3月にピークに達します。
そして、4月から5月にかけて徐々に減っていきます。
インフルエンザB型の場合には、インフルエンザA型がピークに達したころから流行が始まります。
ですから、インフルエンザA型よりはインフルエンザB型の方が流行が遅く来るということです。
インフルエンザは同じ型の場合、一度インフルエンザに感染すると同じシーズンに2度感染することはほとんどありません。
けれどもインフルエンザA型とB型は、型が違いますので1シーズンでどちらにも感染する可能性はあるので注意が必要です。
子供のインフルエンザB型感染を予防する方法は?
インフルエンザに感染するのは、感染者と接触することが一般的です。
ですから、インフルエンザB型を予防するためには人との接触をできるだけ断つことが大切です。
そのためにできることは、人混みを避けることです。
子どもの場合には、学校や習い事などに通っていることが多いです。
この場合は、マスクを着用して手洗いうがいをすることに気を付けるように言いましょう。
また、ショッピングなどで人が多く集まるところにはインフルエンザの季節にはできるだけ行かないようにしましょう。
もちろん、手洗いとうがいも大切です。
空気中に浮遊しているウイルスが手や衣服に付着していることに気づかないでそこから感染してしまうことが多くあります。
そこで手洗いうがいを習慣にすることが大切です。
感染症予防の基本ですから1年を通して、しっかりと手洗いうがいを励行しましょう。
マスクの着用も効果的です。
インフルエンザ予防にも、インフルエンザ感染拡大防止にもマスクは効果的です。
とくに不織布性のマスクを着用すると効果的です。
さらに普段から、栄養バランスの獲れた食事をしっかりととって、休息もしっかろ摂ることが大切です。
普段から規則正しい生活や適度な運動をすることで、免疫力を高めることができます。
免疫力が高いとインフルエンザに感染しても発症しないこともありますので大切なことです。
子供をインフルエンザB型から守るためにできることについてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザB型感染から子供を守るためにできることをご紹介しました。
インフルエンザといえば高熱が印象的ですが、B型の場合には高熱がでないことも多くあります。
けれども、下痢や吐き気などの症状があることも多くてつらいのは変わりがありません。
そこで、子供をインフルエンザB型から守るためにもしっかりと予防策を取りいれるようにしましょう。