インフルエンザ肺炎の症状、子供幼児は特に危険!予防するには

インフルエンザから肺炎になるときの特徴ってあるの?

インフルエンザが流行する冬。

インフルエンザの一般的な症状と言えば、急な高熱や頭痛、関節痛などがあります。

このような症状はつらいので、できるだけインフルエンザには感染したくないと思っているでしょう。

そこで、インフルエンザ予防策として予防接種を受けたり、手洗いうがいなどを心がけている方も多いと思います。

さらに、インフルエンザから肺炎になる患者さんも少なくありません。

今回は、そんな気になるインフルエンザから肺炎になるときの特徴や予防策などを御紹介しようと思います。

インフルエンザからの肺炎の症状とは?

インフルエンザから肺炎になるのは、ちょっと怖いですね。

では、インフルエンザの症状が肺炎に変わる時の特徴はあるのでしょうか?

その特徴をご紹介しましょう。

ひとつめは、7日経過しても熱が下がらないことです。

インフルエンザでは熱がでるのが特徴的です。

でも、インフルエンザで熱がでるのは3日から5日程度です。

そして、1週間も経過すれば他の症状も治ります。

でも1週間たっても熱が下がらない場合には、インフルエンザの症状ではなく肺炎の可能性もあるので気を付けましょう。

ふたつめは、咳が続いて呼吸が苦しいことです。

インフルエンザ発症してから、1週間以上過ぎても咳が続く場合には、肺炎になっている可能性があります。

咳や呼吸困難の症状がかなり激しくて、熱もあるなら肺炎の可能性が高いです。

そんな症状がある場合、自然治癒はむずかしいので直ぐに内科や呼吸器科を受診しましょう。

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インフルエンザから肺炎になるのはどうして?

インフルエンザから肺炎になってしまうのは、どうしてでしょうか?

インフルエンザから肺炎になることはありますが、実はインフルエンザウイルスが肺炎を引き起こすわけではないのです。

肺炎の原因は、他の細菌による二次感染です。

インフルエンザウイルスでのどや気道に炎症が起きている時は他の細菌に対しても抵抗力が落ちています。

このときに肺炎球菌のような別の細菌に感染してしまうことで肺炎になってしまうのです。

細菌は、もともとは上気道に存在しています。

免疫力が弱まっている時には肺に感染して増殖すると重い肺炎になってしまいます。

ですから、免疫力が高いと肺炎になる可能性も低いです。

インフルエンザから肺炎になりやすいひとはいるの?

免疫力が高ければ、インフルエンザから肺炎になることは少ないという事はわかりました。

では、インフルエンザから肺炎になりやすい人がいるのでしょうか?

たとえば、0歳から5歳ぐらいまでの子どもは肺炎いなりやすいです。

実際に、インフルエンザから肺炎になった年齢で一番多いのが0~5歳の子どもです。
ですから、しっかり注意しましょう。

50歳以上の大人も肺炎になりやすいです。

免疫力のピークは20歳前後といわれています。

50歳以降はピーク時の半分ほどの免疫力といわれています。

ですから、どうしても肺炎を起こしやすくなっていますので、とくにインフルエンザにかかったら気をつけなくてはいけません。

さらに、持病がある人も注意が必要です。

とくに心臓病や糖尿病、腎臓病などの持病がある場合には、若くても肺炎を起こすことgあります。

インフルエンザからの肺炎は、最悪の場合、死亡につながる可能性もあるので注意しましょう。

インフルエンザからの肺炎になるのを予防するには?

では、インフルエンザに感染したときに、肺炎になるのを予防するにはどのような対策があるでしょうか?

一番大切なことは、インフルエンザをできるだけ早く治すということです。

インフルエンザに感染している状態は、免疫力が落ちていて細菌に感染しやすい状態です。

ですから、インフルエンザ自体をできるだけ早く治すことが大切になります。

インフルエンザの治癒期間にはしっかりと身体を休めて、無理に動かないようにしましょう。

また、インフルエンザになると病院では抗インフルエンザ薬を処方されます。

処方された薬は、指示どうりにしっかりと飲むようにしましょう。

インフルエンザは発症が48時間以内に抗インフルエンザ薬を服用することで効果が期待できます。

早い段階でインフルエンザかどうかを見分けることが大切ということです。

とくに肺炎の合併症になりやすい人は、あらかじめ抗菌薬が処方されることもありますので医師に相談してみましょう。

インフルエンザから肺炎になるときの特徴についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザから肺炎に移行するときの特徴や予防策についてご紹介しました。

インフルエンザと言えば、毎年冬に流行しますがインフルエンザから肺炎に移行することで死の危険もあります。

とくに小さなお子さんやお年寄り、持病があるかたは注意が必要となります。

実際にインフルエンザに感染したらできるだけ早く治すように心がけましょう。

また、ちょっと異変を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう。

インフルエンザからの肺炎を予防するためにはインフルエンザを予防することが一番です。

予防接種や日々の生活のなかでできる予防策をしっかりと行いましょう。