イナビルの予防適応に副作用は?効果時間はいつからいつまで?

抗インフルエンザ薬のイナビルってどんな効果があるの?

インフルエンザといえば、毎年冬に大流行してニュースにもなりますね。

大流行する年には、約1000万人もの人が発症するともインフルエンザ。

そんなインフルエンザに感染し、発症するとまずは病院を受診する方が多いと思います。

病院でインフルエンザの検査キットにより検査をして、インフルエンザ感染が確定します。

そして、一般的に病院では抗インフルエンザ薬が処方されます。

抗インフルエンザ薬といえば、タミフルやリレンザを思い浮かべる方も多いでしょう。

けれども、現在ではさらにいくつかの抗インフルエンザ薬が処方されるようになりました。

そのひとつが「イナビル」です。

今回は、あまり聞きなれない抗インフルエンザ薬のイナビルについて、ご紹介しようと思います。

抗インフルエンザ薬のイナビルとは?

実は、抗インフルエンザ薬のイナビルは、現在では多くの病院で処方されている薬です。

そんなイナビルですが、2010年に製造されるようになったので、それ以前はタミフルやリレンザが一般的に処方されていました。

「イナビル」の特徴として一番大きなものは、1回の使用で服用が完了するということでしょう。

インフルエンザが発熱してから、48時間以内に使用することが大切です。

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抗インフルエンザ薬イナビル服用のメリットは?

それでは、実際に何種類かある抗インフルエンザ薬のなかでイナビルを選択することにどのようなメリットがあるのでしょうか?

「イナビル」は、長時間効果がある薬なので最初に1回吸引するだけで服用は完了します。

ほかの抗インフルエンザ薬のタミフルやリレンザなどは5日間服用しなくてはいけないので、イナビルなら飲み忘れの心配がないのです。

お薬を頂いたら、しっかりと使用方法を聞いてその場で飲んでしまえばそれで終わりなのです。

また、長時間さようするお薬なので薬が効かない耐性ウイルスが出にくいと言われています。

効果期間は目安ですが5日間有効とされいますので、一度服用すれば快方に向かうまで再度の服用は不要になります。

これだけメリットがあるイナビルなら、実際にインフルエンザに感染したら処方してもらいたいと思う方も多いのではないでしょうか?

ただ、イナビルはメリットもありますがもちろんデメリットも全くないわけではありません。

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抗インフルエンザ薬イナビル服用のデメリット、副作用

もちろん、どの抗インフルエンザ薬でもあるようにイナビルにもデメリットがあります。

その一つが、熱が稀に再発してしまうことがあるということです。

さらに1回の処方で服用が完結するので、熱が下がって症状がよくなります。

ですから、体内にはまだインフルエンザウイルスがのこっている状態で活動してしまう人がいるので感染を拡大させてしまう可能性があるということです。

そのため、学校などでは完治したと思われる日より1日休みを延ばしているのです。

インフルエンザは、感染すると自宅療養が必要ですね。

基本的には発症後5日間で解熱後2日間が過ぎていると学校などに登校できます。

ですから、イナビルを飲んでいても5日以上はしっかりと安静にしておくことが大切ということです。

イナビルは吸引薬です。

ですから、しっかりと吸引できているかどうか分からないという心配もあります。

けれども、半分を吸いこんでいれば効果は十分だそうです。

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抗インフルエンザ薬イナビルのインフルエンザ予防適応

インフルエンザを治療する為に薬であるイナビル。

でも、実はイナビルはインフルエンザの治療だけでなくて、予防にも活用できるのです。

イナビルを予防で使う場合には、2日間連続で使います。

それだけで、10日間の予防効果を発揮すると言われています。

イナビルをインフルエンザ予防のために処方してもらうのは原則としてインフルエンザに感染した患者さんに接触したり、いっしょに生活している人に限ります。

予防薬として処方される場合には、治療目的ではないので保険が効きません。

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イナビル使用の注意点は?

インフルエンザの治療などでイナビルを使用する際に気をつけなくてはいけないことはどのような事でしょうか?

治療でイナビルを使用する際には、年齢制限はありません。

けれども、1回の吸引ですから上手に吸引できることが必要です。

小さなお子さんの場合には、上手に吸引できないことも考えられますので他の抗インフルエンザ薬を使うとよいでしょう。

また、妊娠中の女性は、イナビルの使用することは避けた方がいいでしょう。

イナビルは副作用が少ないとされてはいますが、妊婦さんへの影響が完全にないとは言い切れないので避けたほうがよいでしょう。

赤ちゃんに授乳中の女性がインフルエンザに感染してしまった場合には、イナビルも母乳に交じることが考えられますので安全性を考えて避けた方がよいでしょう。

イナビルを服用した場合に授乳が再開できるのは、イナビルを服用してから1週間ほど空けてからにすると良いでしょう。

抗インフルエンザ薬イナビルについてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、抗インフルエンザ薬のイナビルについてご紹介しました。

皆さんは、あまり聞きなれないかもしれないイナビル。

でも、実は最近は多く使われるようになった抗インフルエンザ薬でもあるのです。

そんな抗インフルエンザ薬のイナビルの特徴をよく知って、処方されたらしっかりと活用するようにしましょう。