
インフルエンザの薬ってどんな物があるの?それぞれの違いが知りたい!
冬になると流行するインフルエンザ。
急な高熱や全身の倦怠感といった症状がでることで知られています。
そんなインフルエンザらしい症状を感じたら、まずは病院を受診することが大切。
病院でしっかりとインフルエンザの検査をすることで、インフルエンザを確定することができるからです。
では、インフルエンザが確定するとどのような治療を行うのでしょうか?
それは、基本的には抗インフルエンザ薬を処方することが治療となります。
今回は、そんな抗インフルエンザ薬について、それぞれの違いなどについてご紹介しましょう。
抗インフルエンザ薬ってどんな薬?
まずは、抗インフルエンザ薬の基本についてご紹介しましょう。
実は、インフルエンザを治すためには安静にしてゆっくり休むことが一番です。
本当は薬を飲まなくても自然治癒できるのがインフルエンザです。
とはいえ、症状が重症化することもありますし、長引くと周囲の人への感染も心配ですから早く治したいと思うでしょう。
そこで、処方されるのが抗インフルエンザ薬です。
抗インフルエンザ薬には、タミフルやリレンザ、ラピアクタ、イナビルといった種類があります。
それぞれに投与方法などの違いがありますので、その違いを知った上で処方してもらいたいものです。
[ad#co-1]
抗インフルエンザ薬のリレンザ
それでは、リレンザとはどのような薬なのでしょうか?
リレンザは、抗インフルエンザ薬として病院で処方される薬です。
リレンザはインフルエンザA型にもB型にも効果があるとされています。
抗インフルエンザ薬としては、タミフルの方が聞き覚えの多い人もいると思いますがリレンザを使用することも多いので覚えておきましょう。
リレンザは、口から吸引するタイプの薬でインフルエンザ感染の予防としても使用されることがあります。
そんなリレンザの効果としては、インフルエンザのA型またはB型に感染し発症してから48時間以内に服用することで高熱にならないなどの症状の悪化を抑える効果があります。
できるだけ早く服用することで効果もしっかりと発揮できますので、インフルエンザかなと思ったら早めに受診して薬を処方してもらいましょう。
抗インフルエンザ薬のタミフル
抗インフルエンザ薬としてはもっとも知られているのがこのタミフルかもしれません。
タミフルは、長い間、抗インフルエンザ薬として活用されてきました。
けれども、ごくまれにタミフルにより異常行動が出るということがニュースになったのも記憶に新しいでしょう。
ですから、抗インフルエンザ薬としてタミフルを使うことをひかえる方も増えています。
実は、このごくまれに出る異常行動もタミフルが原因の副作用という事はまだはっきりしていません。
ですから、タミフルを処方されることもあります。
タミフルの効果としては、インフルエンザのA型またはB型に感染発症したら、タミフルを服用することで症状の悪化を防ぎます。
こちらもリレンザ同様にインフルエンザの予防薬としても使用されることがあります。
ただ、リレンザと違うのはB型よりはA型に効果があると言われている事です。
また、インフルエンザAソ連型などはタミフルが効果がないともいわれていますので、感染している型により処方されるかどうかは違います。
そして、タミフルはカプセルの錠剤とドライシロップの2種類があるので子供でも飲みやすいのもうれしいです。
抗インフルエンザ薬のイナビル
イナビルは、あまり聞きなれない薬という方もいるでしょう。
イナビルも抗インフルエンザ薬として病院で処方されることがあります。
このイナビルの成分であるラニナミビルという成分が、インフルエンザA型またはB型に感染した時に症状の悪化を防いでくれます。
熱を下げる効果がとくに高くて、一般的に3,4日で解熱すると言われています。
こちらもインフルエンザの予防策としても使われます。
イナビルも吸引タイプの薬で1回の吸引で済むので、面倒でないという特徴があります。
1回で5日程の効果が持続しますので、飲み忘れなどを心配することはありません。
抗インフルエンザ薬のラピアクタ
ラピアクタもあまり聞きなれないという方が多いでしょう。
こちらも抗インフルエンザ薬ですが、注射による点滴になります。
ラピアクタもインフルエンザのA型またはB型に効果があります。
1回の投与でタミフルの5日分の効果があると言われるもので、薬を飲めない小さなお子さんでも点滴で投与できるのがメリットです。
ただ、妊娠中や授乳中の女性には投与ができないという注意点もありますのできをつけましょう。
抗インフルエンザ薬とそれぞれの特徴についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザで処方される抗インフルエンザ薬について、それぞれの特徴をご紹介しました。
一般的に耳にすることも多い薬以外にもいくつかの種類があることがわかりましたね。
どの薬を処方するかは、症状や年齢などによっても違い、医師が判断することとなるでしょう。
ただ吸引タイプなどは子供だと難しいこともあるので、相談してみるとよいでしょう。
自分が飲む薬の事はしっかりと理解したうえで服用したいものです。