インフルエンザの検査って痛いの?鼻以外なら大丈夫?
寒くなってくるとインフルエンザが流行しはじめます。
インフルエンザといえば、突然の高熱や全身の倦怠感、筋肉痛などのつらい症状があります。
インフルエンザを疑うような症状があったら、まずは病院を受診して検査を受けなくてはいけません。
でも、気になるのはこのインフルエンザの検査。
ちょっと痛そうですよね。
実際には、インフルエンザの検査はどのように行うのでしょうか?
今回は、気になるインフルエンザの検査方法や痛みについて、ご紹介しようと思います。
インフルエンザの検査方法は?
インフルエンザかもしれない、という症状があると病院で検査をしてインフルエンザの感染を調べます。
一般的に病院でよく行われているインフルエンザの検査方法は、鼻腔拭い液と呼ばれるものです。
これは、綿棒のようなもので鼻の奥をぐりぐりとすりつけて、菌の付いた粘膜を採取して、それを検査する方法です。
この方法でインフルエンザ感染を調べることで、80~85%の確率で正常な検査結果がでると言われています。
出典:http://www.office-iryoujimu.com/
鼻で行うインフルエンザ検査は痛いの?
インフルエンザの検査を鼻で行うと痛いという話を耳にしたことがある方も多いでしょう。
実は、インフルエンザは鼻の粘膜に菌がつきやすいのでこの方法で検査すると正確な結果が出やすいのです。
ですから、この方法で検査を行う病院が多いのです。
インフルエンザの検査は、インフルエンザの症状が発症してから12時間以上経過していないと結果が正確にでません。
インフルエンザ菌が一定の量まで増えていないと菌を採取ても正常な検査結果がでません。
インフルエンザの初期症状には発熱があります。
ですから発熱してから12時間以上経過してから、鼻の検査方法を受けることがおすすめです。
また、インフルエンザの薬であるタミフルやリレンザは、インフルエンザ発症から48時間以内に飲まないと効果がしっかりと出ません。
インフルエンザ発症から12時間以上経過していて48時間以内であることが一番大切なのです。
この検査ですが、実際に受けた方は大人でも自然に涙が出てしまうほど痛いと言います。
できれば2度とこの検査をしたくないという方も多いです。
ですから、子供ならほとんどの子が泣いてしまったり、暴れてしまうこともあります。
とはいえ、慣れた医師や看護師の場合には、短時間で検査を終わらせてくれるので痛いとあまり思わずに終わることもあるようです。
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他のインフルエンザの検査方法は?
鼻腔拭い液という方法以外に、インフルエンザを検査する方法があるのでしょうか?
実は、インフルエンザ検査方法は鼻以外にも咽頭拭い液という方法があります。
これは、綿棒のようなもので咽頭を擦って、菌を採取して検査します。
鼻での検査よりは、この方法の方が痛くないと言われますが綿棒がのどの奥まで入るので吐き気を感じることもあります。
子どもの場合は、鼻での検査は痛いのでこの咽頭拭い液という方法をする病院もあります。
ただ、この咽頭拭い液だと検査結果が正常に出る確率が60~80%で鼻で行うよりも正確性に欠けます。
このほかにも鼻をかんで鼻水をだして調べる方法もありますが、これは正確な結果が出にくいものです。
インフルエンザの検査で鼻血がでることもある
インフルエンザの検査は、細長い綿棒を鼻の奥まで伸ばして採取します。
検査に使う綿棒は柔らかいものですが、やはりある程度の痛みがあります。
ですから、綿棒で鼻血が出てしまう人もいます。
とくに粘膜が薄い部分を刺激することで鼻血が出てしまうことは一般的なので恥かしいことはありません。
インフルエンザ検査を受けるタイミングは?
インフルエンザの検査を受けるのはいつごろがいいのか?
上記でもご紹介したように基本的にインフルエンザの症状が現れてから12時間後から48時間以内に検査をするのが一番よいです。
インフルエンザの初期症状として一般的な発熱。
38度以上の高熱がでることが多く、熱が出てから12時間以上が経過したのを目安に検査をうけるとよいでしょう。
インフルエンザウイルスは時間と共に体内でどんどん増えて行きます。
8時間で1万個、100万個と増えていくのでインフルエンザの初期症状から12~24時間で急激にウイルスが増えています。
この時期に検査を受けることで正確な診断ができるのです。
熱があまり高く出ない場合でも、他の症状がでてから12時間以上たっていることを確認して検査をうけると良いでしょう。
インフルエンザの検査は痛いのか、についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザの検査方法や痛みについて御紹介しました。
インフルエンザの検査を受けたことがない人でも、ニュースや人の話などで痛いというイメージがあるかたは多いでしょう。
実際に鼻で検査をする場合には、痛みがあります。
これは、子どもに限らず大人でも涙が出るほど痛いので仕方がありません。
ただ、医師や看護師によっては短時間で済ませてくれるので、あまり痛いと感じない場合もあります。
インフルエンザ感染を調べるためにはこの検査は受けなければならないのですが、他の方法もあるので病院によっては他の方法を取る場合もあるでしょう。