インフルエンザA型B型の症状の違い、同時感染で両方かかる場合

インフルエンザA型とB型の違いが知りたい!症状の違いは?

インフルエンザが流行してくる冬。

インフルエンザといえば、急激な高熱や筋肉痛などの全身症状がイメージされます。

けれども、インフルエンザには実はインフルエンザA型やインフルエンザB型などの型があります。

一般的にはA型とB型の2種類が知られていますね。

このインフルエンザA型とB型ですが、どのような違いがあるのでしょうか?

今回は気になるインフルエンザA型とインフルエンザB型の症状の違いなどについて御紹介しようと思います。

インフルエンザA型の特徴的な症状は?

インフルエンザA型は、毎年流行するインフルエンザで代表的です!

インフルエンザA型は変異を起こすことも多く、動物などにも感染してしまうのです。

ですから、日本だけではなく世界中で大流行することがあります。

じつはこのインフルエンザA型。

その中にもさまざまな種類があるのです。

とはいえ、インフルエンザA型の症状はどれも同じようなものです。

特徴的な症状としては、38度以上の高熱や全身の倦怠感、悪寒、関節痛や筋肉痛などの節々の痛みや頭痛などがあります。

このような症状が最初にあらわれて、しばらくしてから咳やくしゃみ、鼻水といった症状もでてきます。

潜伏期間は2,3日ですからウイルスに感染して2,3日で発症します。

熱は2~5日程は上がったり下がったりを繰り返すこともあります。

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インフルエンザB型の特徴的な症状は?

それでは、インフルエンザB型にはどのような特徴的な症状があるのでしょうか?

インフルエンザB型は変異することがあまりありません。

また、動物には感染しないのでインフルエンザA型のような世界中で流行することはあまりありません。

とはいえ、海外旅行などが一般的になってきた現在は、世界でも流行する可能性がでてきました。

インフルエンザB型の特徴的な症状ですが、消化器への症状がでることで知られるインフルエンザのため熱や悪寒、頭痛、激しい腹痛や下痢といった症状があります。

熱はインフルエンザA型のように高い熱が出ないこともあり、微熱で終わることもあります。

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インフルエンザA型とインフルエンザB型の見分け方

それでは、初期症状を見ただけでインフルエンザA型とインフルエンザB型を見分けるにはどこがポイントになるのでしょうか?

そのポイントは2つあります。

一つ目は、腹痛や下痢などの症状があるかどうかです。

二つめは、インフルエンザの予防接種を受けていないのに熱があまり高くないことです。

これらが当てはまるようなら、インフルエンザB型の可能性があります。

このような消化器系の症状が見られなくて、高熱ならインフルエンザA型が考えられます。

もちろん、インフルエンザA型でもB型でも治療法や処方される薬が変わるわけではないのでその違いをはっきりさせなくてはいけないわけではありません。

ただ、インフルエンザに感染しているのにインフルエンザではないと思っていると周囲に感染させてしまう可能性があるので気をつけなくてはいけません。

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インフルエンザB型に感染した場合は?

では、インフルエンザB型に感染したしまった場合にはどのような治療が行われるのでしょうか?

まずは、1歳以降の乳幼児と成人の場合には、発症してから48時間以内である場合はタミフルなどの抗インフルエンザ薬が処方されます。

ほとんどの場合は、抗インフルエンザ薬を服用して安静にしていることで4,5日程度で改善されます。

けれども、感染後48時間が経過してしまっている場合には抗インフルエンザ薬の効果がなくなります。

これは、体内に侵入したインフルエンザウイルスが約48時間で体中に増殖してしまっているので、ウイルスが死滅するのを待つだけだからでう。

ですから48時間以上が経過してしまっている場合には抗生剤などは使わずに、そのまま熱が引くのを待つ自然治癒となります。

インフルエンザのA型とB型は全く違うウイルスなので、珍しいことではありますが同時感染もありえます。

また、A型の2種類のウイルスにかかるといったことも可能性として考えられます。

もっとも、A型B型に同時感染したからといって、通常のインフルエンザ感染よりもはるかに悪い症状になるというわけでもないので、過度な心配は不要です。

インフルエンザの症状を和らげるために

インフルエンザに感染してしまうとつらい症状がでるのでできるだけ早く治したいものです。

そこでインフルエンザを治すためには水分補給をしっかり行わなくてはいけません。

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一度に大量に水分を摂取しなくてもよいのですが、こまめに水分を摂取するようにしましょう。

もちろん、食欲があるなら消化の良い食べ物で栄養をつけましょう。

高熱が下がってもすぐに普段の生活に戻らずに、様子を診ながら普段の生活にもどすようにしましょう。

熱は解熱剤などで無理に下げる必要はありませんが、つらい場合にはわきの下などを冷すことで楽になります。

インフルエンザA型とB型の症状の違いについてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザA型とB型の症状の違いや見分け方などを御紹介しました。

インフルエンザといえば、とても高い熱がでるイメージがありますがB型の場合はそうでもないこともあります。

けれども、激しい腹痛や下痢の症状があるのがB型なのです。

それぞれの特徴を知って、自分がインフルエンザに感染していることを見逃さないようにしたいものです。