インフルエンザなのにタミフルが効かないってことはあるの?
毎年冬になると流行のニュースを耳にすることになるインフルエンザ。
インフルエンザは毎年流行する感染症で、感染すると高熱や全身のだるさ、頭痛などのつらい症状が現れます。
そんなインフルエンザの感染が発覚すると、病院では抗インフルエンザ薬が処方されます。
みなさんもご存知のように抗インフルエンザ薬といえば、タミフルやリレンザが一般的ですね。
そんなインフルエンザですが、実は最近タミフルが効かない事があると聞きました。
今回は、気になるインフルエンザなのにタミフルが効かない理由や対処法についてご紹介しようと思います。
タミフルが効かないインフルエンザがあるの?
インフルエンザの抗インフルエンザ薬であるタミフル。
そのタミフルが効かないことがあるのでしょうか?
実は、2013年にインフルエンザに感染した人の中からインフルエンザの治療薬であるタミフルが効かないウイルスが発見されました。
それもひとりではなく数人見つかったというのです。
ご存知の方もいるかもしれませんがインフルエンザウイルスはとても変異しやすいものです。
ですから、ウイルスが病原菌の突然変異によって薬が効かなくなるということが今までにもありました。
せっかくの抗インフルエンザ薬が効果がないのなら、どのように治療すればよいのでしょうか?
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そもそもタミフルってどんな薬?
タミフルという薬の名前を聞いたことがある方は多いでしょう。
インフルエンザの治療薬ぐらいの事はご存知かもしれません。
ここで、タミフルについてちょっとくわしくご紹介しましょう。
タミフルはインフルエンザの特効薬として現在は多くの人に処方されてきています。
タミフルが使用されるようになったのは2001年、タミフルと同時に吸入型のリレンザも保険適用となりました。
タミフルの効果としては、インフルエンザの増殖を抑える働きがあり、インフルエンザウイルスを死滅させることができるわけではありません。
インフルエンザの増殖を抑えることで、できるだけ早く症状を和らげることができるというものです。
このタミフルを飲むことで早く回復するだけでなく、肺炎や中耳炎などの合併症も減ってきました。
タミフルを処方されたら、すぐに1回目を服用します。
なぜなら、タミフルはインフルエンザ発症から早くて24時間遅くても48時間以内に服用することが大切だからです。
もちろん、タミフルを服用したからといって直ぐに効果がでるわけではありません。
ただ、タミフルを服用するにあたって気をつけなくてはいけないこともあります。
それは、以前にタミフルを服用した後で10代の未成年者が異常行動を起こしたことがあったでしょう。
それ以降、因果関係ははっきりしていませんが未成年が服用する際には大人が近くにいることなどの注意が必要とされています。
タミフルが効かなかったという体験談
実は、私も以前にインフルエンザB型と診断されて39度前後の熱が上がったり下がったりしていました。
その状況は5日ほどづつきました。
その時、処方されていたのはタミフルでした。
実感としてタミフルが効いているとは思えませんでした。
そのことを医師に相談してみると、インフルエンザでタミフルと処方された人のうち3割程度はタミフルが効かないことがあるそうです。
とくにタミフルはインフルエンザA型に効果があり、インフルエンザB型には効きにくいようです。
ですから、タミフルの代わりにリレンザを処方されることもあると言います。
タミフル耐性ウイルスへの備えは?
では、タミフル耐性型のウイルスを予防するにはどうしたら胃のでしょうか?
もちろん、タミフル意外にインフルエンザの治療薬として、リレンザやイナビルもありますがこれらも効果が見られるという事なら薬を変更します。
けれども、それ以前に予防接種を受けておくことがとても大切なのです。
それでは、タミフル耐性ウイルスでも予防接種の効果はあるのでしょうか?
結論から言うと、タミフルなどの耐性を持ったウイルスでもインフルエンザの予防接種は通常通りにしっかりと効果があるそうです。
なぜタミフルが効かないインフルエンザウイルスが産まれるのか?
タミフルが聞かないインフルエンザウイルスが存在することはわかりましたが、そのようなウイルスはどうやって生まれるのでしょうか?
本来は効果があるはずのインフルエンザの治療薬に体制をもって、効きにくくなったりするのはインフルエンザウイルスが増殖するときに特定の遺伝子に変異が起こることで生まれると考えられます。
ウイルスが増殖する中で、遺伝子変異が発生するとタミフルが効かなくなってしまうのです。
インフルエンザなのにタミフルが効かないことについてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザでもタミフルが効かないウイルスがあるということについてご紹介しました。
インフルエンザの治療薬として使われるタミフルが効かないならどうしようと悩んでしまいそうですが、タミフル以外にも薬がありますので医師に相談するのが一番です。
タミフルが効かないインフルエンザウイルスでも、予防接種の効果があるという事なので、事前の予防が一番大事ということですね。
インフルエンザB型発症から3日目で、タミフルを処方されましたが夕方から38度迄上がったり下がっりです。12月初旬に胃腸の風邪と言う事で、抗生剤を5日飲み、中旬から又鼻水(黄色)と咳と痰が酷く受診、暮れに掛かり一向に良くならず10日分の抗生剤を飲み切った
2日後にインフルエンザにかかりました。
咳と痰がまだ酷いです。通常の喘息薬はずっと飲み続けてますが、改善されません、もう一度受診した方が良いでしょうか?
鈴木様。コメントありがとうございます。
通常の喘息薬で改善されないのであれば他のインフルエンザ治療薬を試された方がいいかもしれません。
受診して詳しく相談された方がいいでしょう。
そのまま放置すると気道にダメージを与えてしまい咳喘息になりかねません。
くれぐれもお大事になさって下さい。