インフルエンザは空気感染するの?空気感染ってなに?
冬になると流行するインフルエンザ。
インフルエンザは、感染力が強いので感染した人は通学や通勤ができないですね。
ですから、インフルエンザのウイルスは学校や会社などにはないはずです。
でも、やはりどこかでインフルエンザウイルスに感染してしまいことはあります。
では、どのようにしてインフルエンザウイルスに感染してしまっているのでしょうか?
みなさんがご存知なのは、インフルエンザに感染した人の咳やくしゃみに含まれるウイルスが飛んで他の人の鼻や口に入ることで感染するのです。
でも、感染者の咳やくしゃみでなくても感染した人と同じ場所にいるだけで空気感染することってあるんでしょうか?
そこで今回は、気になるインフルエンザの空気感染の可能性や予防方法についてご紹介しましょう。
インフルエンザの空気感染と飛沫感染の違いは?
インフルエンザの感染経路といえば飛沫感染が一番思い浮かぶものでしょう。
インフルエンザの飛沫感染とは、とても小さな粒子が咳やくしゃみなどで飛散して、粘膜に付着することで感染します。
粒子が大きいので1m~1.5mの範囲までしか到達しません。
でも、1回のくしゃみで200万個、咳で10万個もの数のウイルスを含んだ粒子が飛び散ります。
ですから、近くにいる人はとても感染しやすいのです。
そして、空気感染はこのウイルスを含んだ粒子から水分が飛んでとても小さな飛沫核になって空気中に浮遊すると空気感染が起こるのです。
とくに低温や乾燥などの環境だと飛沫核が飛びやすいので、暖房して加湿し、空気をいれかえることが大切です。
出典:https://www.selfdoctor.net/
インフルエンザは空気感染するのか?
上でもご紹介したようにインフルエンザの空気感染は、感染者のくしゃみや咳の飛沫から水分が抜けて、ごく細かいウイルス粒子が長い間空気中に浮遊します。
感染者と同じ空間に入る人がウイルスを吸入することになるので、感染してしまいます。
これが空気感染です。
室内で感染者がくしゃみなどをすると2,3時間はインフルエンザウイルスが空気中に漂っています。
狭い部屋で湿度が高くて空気が乾燥している場合には、ウイルスが感染性を持続しやすくて感染のリスクが高まるのです。
つまり、インフルエンザの空気感染はありえるという事なのです。
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インフルエンザは空気感染と飛沫感染どっちが多い?
それでは、インフルエンザの感染経路としては空気感染と飛沫感染どちらが多いのでしょうか?
飛沫感染は、感染している人のくしゃみや咳の飛沫を直接あびることで感染します。
これはインフルエンザにかかった家族の看病をしたり、感染者が公共の場所にいる場合には感染してしまいます。
飛沫感染の場合には、ウイルスの粒子を大きいため空気感染以上に感染の起こりやすいことがあります。
ただ、狭い部屋の中で感染した人と過ごすことで比較的長くウイルスが浮遊してしまうので空気感染にも注意が必要になります。
看病や公共の場所など、インフルエンザに感染していることを完全に接触しないようにするのは難しいです。
ですから、できるだけ予防をするように心がけましょう。
インフルエンザの空気感染を避けるためにできることは?
それでは、インフルエンザの空気感染を避けるために自分ではどのような事ができるのでしょうか?
まずひとつめは、換気をしっかりと行うことです。
部屋の空気を完全に入れ替えることが大切です。
その為に対角上の窓を全開にすることが必要です。
これは、1,2時間おきに行うとよいでしょう。
換気扇や扇風機などがある場合には、同時に使うことで部屋の空気をしっかりといれかえることができます。
二つめは、加湿することです。
インフルエンザのウイルスは部屋の湿度が50%を下回ると活発に動くことになります。
反対に60%を超えるとカビなどが繁殖しやすくなってしまいますね。
ということで、部屋の湿度は50%から60%の間に保つようにしましょう。
インフルエンザ予防のための加湿器の使い方
インフルエンザの予防には加湿器を効果的につかうことも大切になります。
ご紹介したようにインフルエンザ予防に効果的な湿度は50%から60%です。
もちろん、加湿器で湿度を設定することはできますが広い部屋などの場合、エアコン暖房で湿度が下がってしまいます。
ですから、デスクなどの近くには小さな加湿器を置くとよいでしょう。
気をつけなくてはいけないのは、蒸気やミストを直接顔に当てないことです。
加湿器は直接自分ののどに向かうことで、近くにウイルスがあるとそれを集めて吸い込んでしまうことがあります。
ですから置き方も直接当たらないように工夫しなてくはいけません。
インフルエンザの空気感染の可能性や予防法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザの空気感染の可能性や予防法についてご紹介しようと思います。
インフルエンザの空気感染は、ありえることなのです。
とくに、ちいさな飛沫となったウイルスが空気中を舞うことでどうしても感染してしまう可能性があります。
それを予防するためには加湿や換気がとても大切という事です。
とくに家族がインフルエンザ感染した場合には、しっかりと予防するようにしましょう。