インフルエンザによる下痢の症状で気を付けることは?対処法は?
冬になると流行し始めるインフルエンザ。
インフルエンザの症状といえば、やはり高熱が一般的です。
でも実は、咳や鼻水、関節痛などの症状もあるのです。
急な発熱やのどの痛みや咳、悪寒などの症状がでるとインフルエンザを疑いますね。
さらに腹痛や下痢などの症状も実はインフルエンザの症状なのです。
そこで今回は、気になる子供のインフルエンザによる下痢の症状についてご紹介しようと思います。
なぜインフルエンザで下痢になるの?
どうしてインフルエンザで下痢の症状がでるのでしょうか?
インフルエンザウイルスによる胃腸炎が原因の一つとしてあります。
インフルエンザにはいくつかの型がありますが、インフルエンザB型や新型のインフルエンザは消化器系への影響があります。
インフルエンザの時には処方される薬として知られるタミフルの副作用で腹痛や下痢の症状がある場合もあります。
薬の副作用が原因の場合には、薬の服用が終わると症状も収まるでしょう。
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インフルエンザで下痢と一緒に現れる症状は?
インフルエンザで下痢の症状とともに現れる症状はあるのでしょうか?
インフルエンザの特徴的な症状のひとつである、急な発熱があります。
感染してから1日~3日程度の潜伏期間の後、38度以上の熱が出ます。
この熱は2,3日の高熱が続きます。
その後は、1週間程度で快方へと向かうのです。
インフルエンザは伝染性がとても強い感染力があります。
他には、咳の症状があらわれます。
インフルエンザの初期に熱と共にあらわれる症状として咳もあります。
熱と咳が急にでたらインフルエンザを疑われます。
また、嘔吐の症状があらわれる場合もあります。
インフルエンザの症状として嘔吐は、抗インフルエンザ薬のタミフルの副作用としても現れます。
このような症状が下痢と共に現れたらインフルエンザを疑って早めに病院を受診しましょう。
インフルエンザの下痢とノロウィルスの違いは?
インフルエンザにかかった時に下痢や腹痛の症状があらわれます。
インフルエンザは流行する時期には、実はノロウィルスも流行します。
ノロウィルスなどの感染性胃腸炎の場合は腹痛や下痢、嘔吐と言った症状が強いです。
インフルエンザの場合には、腹痛や下痢のほかに高熱やのどの痛みがありますのでこの症状があればインフルエンザを疑います。
インフルエンザの下痢症状の対処法は?
それでは、実際に子供がインフルエンザにかかって下痢の症状があった場合には、どのようは対処法があるでしょうか?
ひとつめは、水分補給を充分にすることです。
下痢症状は、体内からウイルスなどを出そうとしている防御反応です。
けれども、それと共に体から大量の水分と塩分も下痢と共に出てしまいます。
ですから気を付けないと脱水症状になってしまう可能性もあるのです。
インフルエンザで熱もあり下痢症状がある場合には、こまめな水分補給を心がけましょう。
水分はある程度塩分が含まれる経口補水液やスポーツドリンクなどを与えましょう。
ふたつめは、休養をたっぷりとることです。
インフルエンザは重症化しやすい感染病です。
ですからたっぷりと休養することが大切です。
みっつめは、処方された薬は用法容量を守って飲むことです。
インフルエンザで薬を服用されたけれど、元気になってきたので途中で薬の服用をやめる人がいます。
このような時には医師に相談して許可を得たうえで薬の服用を中止するとよいでしょう。
このほかにも食事ができるようになったときには、胃腸に優しく栄養価の高いものをすこしずつ食べ始めること。
インフルエンザや他のウイルスから胃腸を守るためにも普段から乳酸菌をしっかり摂取することなども大切です。
インフルエンザの下痢症状が長引くときは?
インフルエンザによる下痢症状がなかなか収まらない時は再度受診しましょう。
とくに小さいお子さんの場合には体力の消耗や抵抗力の低下によってより症状が悪化してしまう可能性もあります。
乳幼児は脱水症状にならないように水分摂取を心がけましょう。
子供のインフルエンザによる下痢症状と対処法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、子供のインフルエンザによる症状として下痢が出る原因や対処法についてご紹介しました。
インフルエンザは、高熱や咳、鼻水といった症状が一般的ですが下痢の症状が出る人もすくなくありません。
小さいお子さんの場合には、下痢の症状が続くことでより体力を消耗しますのですこしでも楽に過ごせるように気を付けましょう。
下痢以外の症状でもいえることですが、基本的に水分を充分に摂取することがとても大切です。
子供の様子を診ながらしっかりとケアしてあげるようにしましょう。
今回ご紹介した対処法も参考に、すこしでも早くお子さんが元気になりますように。