インフルエンザで熱が出ない!?症状の原因や検査方法は?

インフルエンザでも熱が出ない人がいるの?その理由は?

冬になると流行するインフルエンザ。

インフルエンザの主な症状といえば、急な高熱というイメージですよね。

ですから、熱が出ないとインフルエンザだと気づかないで、そのまま学校や会社に行ってしまうことになります。

けれども、熱が出ないからといってインフルエンザに気づかずに放置してしまうと、だんだんと熱が高くなってきて治りが遅くなってしまったり、他の人にうつしてしまうかもしれません。

では、なぜインフルエンザでも熱が出ないことがあるのでしょうか?

今回は、そんな気になるインフルエンザでも熱が出ない理由やインフルエンザに気づくための方法をご紹介しようと思います。

なぜインフルエンザなのに熱が出ないのか?

インフルエンザにかかると38度以上の高熱がでるというイメージがありますね。

けれども、熱がでないとインフルエンザではなく、ただの風邪だと勘違いしてしまう人も多いでしょう。

では、なぜインフルエンザでも熱がでない場合があるのでしょうか?

まずは、インフルエンザで熱がでる理由から学んでいきましょう。

インフルエンザにかかると熱がでるのは、体内に入り込んだウイルスと戦うためで熱を出してウイルスを撃退しようとしています。

インフルエンザが体内に入って悪さをしようとしているという危険信号がでたら、ウイルスは熱に弱いので熱を出して戦おうとうるのです。

ですから、熱がでている状態はウイルスと闘っているのでむやみに熱をさげてしまうとウイルスに負けてしまいます。

ということで、風邪やインフルエンザも熱がでない方が長引いてしまうのです。

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ではなぜ、インフルエンザになっても熱がでない人がいるのでしょうか?

その理由はいくつか考えられるので、一つずつご紹介します。

インフルエンザB型は熱がでない?

インフルエンザには、A型・B型・C型といった種類があるのをご存知でしょうか?

中でも毎年感染者が多いのがA型とB型です。

そして、A型は一般的に高熱がでることが多いのですが、B型は高熱がでない場合もあります。

ですからインフルエンザB型の場合には感染に気付かないことがあるのです。

またインフルエンザB型はA型よりもインフルエンザウイルスが死滅するまでの潜伏期間がながいので、熱がないのでインフルエンザの症状が軽くなったと思い外出してしまって感染を広げてしまうこともあります。

インフルエンザB型はA型よりも流行するのが遅いので2月ぐらいから高熱羽いけれど、インフルエンザの全身症状などが起こった場合はインフルエンザのB型の可能性を考えて病院を受診しましょう。

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風邪薬を飲んでいるとインフルエンザでも熱がでない

インフルエンザか風邪かわからないので初期段階で風邪薬を飲んだ場合には、熱が下がっている状態です。

今は、インフルエンザにかかると抗インフルエンザ薬を処方されますが、昔は抗インフルエンザ薬は無かったので漢方薬や市販の薬をのんで休養を取っていた人もいました。

じつは、残念ながら風邪薬はインフルエンザの初期症状である熱や頭痛を和らげることはできるのですが、インフルエンザウイルスには役に立ちません。

ですから、インフルエンザの初期症状である熱はあまり出ないので風邪だと考えてしまいがちです。

けれども、風邪薬を飲んでもインフルエンザウイルスは体内に残っていますので、熱がないからと外出してしまうと大変なことになります。

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熱がなくてもインフルエンザを判断する方法は?

それでは、熱がなくてもインフルエンザを判断する方法はあるのでしょうか?

ご紹介したように熱がないからと言って「インフルエンザではない」とは言い切れないことはわかりましたね。

では、熱がなくてもインフルエンザかどうかを判断するにはどうしたらよいのでしょうか?

1.脈拍がとても速い

2.関節痛や筋肉痛、頭痛といった全身症状がでている。

3.11月~3月ごろの全身症状。

4.2,3日たっても全身症状は緩和されない。

これらの、症状が確認できる場合には、インフルエンザの可能性があるので早めに病院を受診しましょう。

インフルエンザで熱がでない人がいる理由についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザで熱がでない人がいる理由やその場合の判別方法についてご紹介しました。

インフルエンザと言えば高熱というイメージが強いので熱がなければインフルエンザではないと勘違いしてしまう人もいます。

けれども、自己判断でインフルエンザではないと学校や会社にいってしまうと周囲に迷惑をかけてしまうことになります。

ですから熱がなくてもインフルエンザに似た症状がある場合には、しっかりと病院で診断してもらうとよいでしょう。

今回ご紹介した判別方法を参考に思い当たる症状がある場合には、インフルエンザの可能性も考えるようにしましょう。