子どものインフルエンザと気管支炎の関係について知りたい!
冬になると感染力の強いインフルエンザが流行しはじめますね。
とくに保育園や幼稚園、小学校などではインフルエンザが一度流行すると学級閉鎖になったり大変です。
そして、子供のインフルエンザで心配なのは他の合併症などがあることです。
とくに重症化したり合併症を引き起こしたりと、大人とは違うケアも必要となります。
なかでも気になる合併症のひとつに気管支炎があります。
今回は、子どものインフルエンザと気管支炎の関係や症状についてご紹介しましょう。
インフルエンザによる気管支炎とは?
気管支炎といえば、インフルエンザだけでなく風邪などでが原因で起こります。
それでは、インフルエンザによって気管支炎になるとどのような症状がでるのでしょうか?
インフルエンザによる気管支炎は、高熱と激しい咳が続く特徴があります。
これらは、ウイルスそのものや細菌による二次感染が原因となります。
咳は初期では乾いた感じの咳ですが、徐々に痰が絡んだような湿った咳にかわっていきます。
さらに症状が悪化すると気管支が狭くなるので、呼吸がしにくい状態になります。
子供の場合、インフルエンザから気管支炎に発展するのは、インフルエンザ発症が2,3日後に高熱が出てそれと共に咳が酷くなります。
そして高熱が続いたまま気管支炎を発症するのです。
これはインフルエンザ感染からの場合で、他のウイルス感染から気管支炎が発症した場合には高熱のまま、気管支炎に発症することも少ないです。
インフルエンザと気管支炎を併発したら入院治療は?
インフルエンザによって気管支炎になった場合、どのような治療が行われるのでしょうか?
まずは、インフルエンザの熱が出てから2,3日後になってから再度受診しましょう。
病院では、痰を出やすくするお薬を処方されたり、気管支を広げるお薬が処方されます。
また、細菌感染している場合には抗生物質が使用される場合もあります。
自宅では、安静に過ごすようにしましょう。
さらに水分補給をしっかりします。
水分をしっかりととれば痰が出やすくなります。
インフルエンザによって気管支炎が発症した場合には、乳児の場合には離乳食やミルクは咳と一緒に吐き出してしまうことがありますので少量ずつ与えるようにしましょう。
インフルエンザで咳が長引く場合の対処法
インフルエンザから咳の症状がでることがあります。
調べてみたら気管支炎ではないけれど、咳が長引いて可哀そう。
そんな時はいくつかの対処方法を試してみてください。
1.背中を温めてあげる
インフルエンザにかかると高熱がでますので寒気や悪寒がでることも多いです。
そんなとき背中や首、肩の周りを温めてあげることで症状を和らげることができます。
首の後ろと背中との境目あたりをカイロなどで温めてあげると咳が治まることもあります。
ただ、低温やけどにならないように注意が必要です。
2.加湿をする
インフルエンザで咳の症状があるとき、とくにつらいのが寝ているときでしょう。
寝ているときはより咳がでることも多いと思います。
そんなとき、鼻が詰まっていたりすると呼吸がしづらくて苦しくなることもありますから、加湿器で湿度を保ってあげると咳のでるのを抑えてくれます。
また、寝るときにマスクをするのもおすすめです。
3.温かいものを飲ませる
インフルエンザは高熱がでるのでどうしても冷たい飲み物をあげたくなります。
けれども冷たい飲み物は期間を刺激したり収縮するはたらきもあるので、咳が出やすくなってしまいます。
温かい飲み物は、湯気でのどを加湿することもできるし、のどを温めることで咳を抑える効果もあるので温かい飲み物を与えるようにしましょう。
長引く咳が気管支炎ではなかったと安心してはいられません。
子供にとっては咳が長引くことも体力の消耗になりますし、つらいので少しでも楽になるように心遣いが大切です。
子供のインフルエンザと気管支炎の関係まとめ
いかがでしたか?
今回は、子供のインフルエンザと気管支炎の関係についてご紹介しました。
インフルエンザだけでも高熱などの症状があって辛いのに、気管支炎となると心配です。
今回ご紹介したようにインフルエンザによって気管支炎になる場合には、咳に特徴があります。
ちょっと咳が続くようならその様子をしっかりと観察して病院を再受診するとよいでしょう。
インフルエンザが原因の気管支炎の場合には、病院でしっかりと確認して的確な治療をすることも大切です。
咳はインフルエンザだから仕方がないとおもわずに、その様子が変わるようなら早めに受診しましょう。
また、気管支炎ではないと分かった場合も少しでも楽になれるように今回ご紹介したことをいくつか試してみてくださいね。