インフルエンザの家族感染を防ぐには?家族感染する確率と感染の予防法

インフルエンザを家族感染させないためにできることは?

冬になると流行するインフルエンザ。

できるだけ感染したくないものですね。

そこで、予防接種を受けたり、普段から手洗いうがいを心がけている方も多いでしょう。

それでも、家族の中にインフルエンザに感染してしまった者がいた場合、気になるのは家族感染です。

家族がインフルエンザに感染すると、とても高い確率で他の家族も感染してしまう可能性があるのです。

そこで、できるだけインフルエンザに家族が感染しても他の家族にうつさないように予防できることをご紹介しましょう。

家族がインフルエンザに感染したら

家族の誰かがインフルエンザに感染したら、まずはインフルエンザの正しい知識を持つことが大切です。

インフルエンザが感染する経路は、大きく分けて3つと言われています。

それが「飛沫感染」と「接触感染」と「空気感染」です。

飛沫感染は、せきやくしゃみの時に飛び散るインフルエンザウイルスが健康な人の口や鼻から入り込むことで感染します。

接触感染は、ウイルスのついた手でいろいろなところを触れて、それを他に人が触れることで感染が広がります。

空気感染は、飛沫感染に似ていますが飛沫の水分が蒸発して小さくなったウイルスが空中に漂っている状態です。

水分がなくなるので軽くなるので空気中を漂っているのでマスクだけでは感染が防げないとも考えられます。

このような感染経路をたどって、家族にも感染する可能性があることを憶えておきましょう。

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インフルエンザの家族感染の確率はどれくらい?

季節性のインフルエンザが一般的ですがこのインフルエンザの場合、家族への感染の確率は約8~10%で感染すると言われています。

そのうちの兄弟間での子供から子供への感染が約半数、子供から大人への感染が約半数とされています。

つまり、子供を媒体として感染することが多いという事です。

ちなみに大人から大人への感染が約4%、大人から子供への感染が約3%とされています。

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このように子供を媒体とするわけですから、子供を看病する大人や兄弟間での感染には十分に注意が必要というわけです。

子供がインフルエンザに感染してしまった場合には、治るまではできるだけ兄弟は接触させないようにすることやマスク着用などを心がけましょう。

家族がインフルエンザにかかった時の対処法

それでは、実際に家族がインフルエンザに感染した時にはどのようなことに気を付けたらいいのでしょうか?

まず、ひとつめに大切なのがこまめに手洗いをすることです。

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基本的には、インフルエンザウイルスに感染しないように外出から帰った後や食事の前などには、必ずこまめに手洗いするようにしましょう。

そして、感染した本人を隔離することも大切です。

隔離というと可哀そうなイメージがありますが、できるだけ他の家族と接触しないような環境をつくると良いでしょう。

とくに小さいお子さんや高齢者がいる場合には、抵抗力が弱いので感染すると重症化する可能性もあります。

ですから、感染者とは接触しないように気を付けましょう。

家庭内で隔離をするのは難しいとは思いますが、同じ時間に同じ部屋にいないようにする、食事の時間をずらすなどのこころがけが必要です。

また、看病をする人は家族で1人と決めて、看病をする人はマスクを必ず着用しましょう。

看病の後にもしっかりと手洗いをおこなうようにしましょう。

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インフルエンザで鼻水の症状がある場合もあります。

その際には、鼻をかんだティッシュはインフルエンザが付着していますので使用済みのティッシュはふたのついたゴミ箱やジップロックなどに入れて密閉するようにしましょう。

アルコールを感染者の近くにおいておくと、看病した後に直ぐにアルコール消毒できるので便利です。

部屋の換気をこまめに行うことで空気の入れ替えをするようにしましょう。

湿度は50~60%に保つと良いです。

加湿器で湿度を設定するか、加湿器がない場合には濡れたタオルを部屋にかけるなど工夫しましょう。

インフルエンザの家族感染を防ぐには

家族がインフルエンザにかかった時にできる予防法は?

それでは、家族がインフルエンザにかかった時に他の家族はどのように予防すればよいのでしょうか?

ひとつは、タミフルの予防投与があります。

タミフルはインフルエンザにかかった時に治療薬として処方あれます。

これをかかる前に飲むことで感染を防止することもできるのです。

インフルエンザにかかっていない場合には、タミフルは健康保険適用外になります。

ほかに、除菌率の高い空気清浄機を使用することもオススメです。

最近は空気清浄機でも除菌率がとても高いものがあります。

これは病院でも使用されている物なので、ご家庭にあるとよいでしょう。

インフルエンザを家族感染させないためにできることのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザを家族感染させないためにできることについてご紹介しました。

インフルエンザは家族の中での感染率が高いのでとても気になりますね。

子供が感染した場合にも看病する大人はしっかりとマスクをしたり、手洗いをこまめに行って自分まで感染しないように気を付けましょう。

また、兄弟などに感染しないように感染者を隔離したり、接触を避けることも大切です。

このような方法を上手に取りいれながら、汗腺を防ぐようにしましょう。