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塩野義製薬が開発中の新薬が2018年(平成30年)に発売されるというニュースがあります。
この新薬はインフルエンザの増殖を抑える効果があり、世界で初めて1回の投与でインフルエンザを治療できるものになるとのことです。
現在は厚生労働省にインフルエンザ特効薬としての承認申請を出している段階ですが、この新薬が特効薬として実用化されればインフルエンザの治療がとても簡単になりますね。
塩野義製薬が開発中の世界で初めてインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果のある飲み薬が、平成30年にも発売される見通しとなったことが30日分かった。
1回の投与で1日以内に症状を抑える効果を目指して実用化に向けた臨床試験(治験)を進めており、厚生労働省も画期的な新薬候補として優先的に審査する対象に指定している。
スイス製薬大手ロシュの「タミフル」など従来のインフルエンザ治療薬はウイルスの拡散を抑えるもので、増殖そのものを抑えることはできなかった。
このため、発症後48時間以内に服用しなければ効果が得られず、タミフルの場合は5回程度服用を続ける必要があるといった不便さがあった。
塩野義は国内での治験を開始しており、11月以降に数百人規模の患者を対象にした第2段階の治験を行い、有効性などを確認をする。
早ければ29年にも承認申請を目指している。
厚労省はすでにこれを画期的な新薬候補として、世界に先駆けて優れた新薬を発売するために優先的に審査する「先駆け審査指定制度」の対象に指定した。
塩野義が承認申請すれば、通常1年程度かかる審査を半年程度に短縮することになり、30年にも発売される見通しだ。
引用:産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/170724/wst1707240076-n1.html
タミフル等の治療薬はインフルエンザの拡散を抑えるだけですので、増殖を抑えるというのは画期的ですね。
厚生労働省も優先審査対象に指定したとのことですので、早く発売して欲しいです。
抗インフルエンザ薬については、当サイトでも詳しく取り上げていますので、合わせてご参考くださいませ。
インフルエンザの薬についての記事はこちらからどうぞ。
インフルエンザは風邪と違ってとても強い感染力を持っています。
インフルエンザのシーズン(日本は毎年11月から翌年3月ぐらいまで)の間はとくに注意が必要なので、万全の予防対策を行いましょう。