
インフルエンザによって学級閉鎖になる基準は何?過ごし方は?
寒くなると流行し始めるインフルエンザ。
感染力が強いので学校などでは流行すると学級閉鎖になってしまうこともよくあります。
実際に、働くお母さんなどはインフルエンザで学級閉鎖になると困ってしまいます。
では、インフルエンザで学級閉鎖になる基準はどうなっているのでしょうか?
今回は、そんな気になる学級閉鎖について、基準や過ごし方をご紹介しようと思います。
インフルエンザで学級閉鎖になる基準は?
冬になるとインフルエンザが流行して学級閉鎖になることがよくあります。
その基準は学校保健安全法によって定められています。
インフルエンザによる学級閉鎖の基準は、学校の設置者が感染症の予防上、必要ある時は臨時に学校の全部または一部の休業を行うことができるとされています。
このように感染症の拡大を防ぐための措置としてインフルエンザだけでなく百日咳も同じように扱われます。
このように学校保健安全法でさだめられているとはいえ、あいまいですから自治体がインフルエンザによる学級閉鎖の基準を定めている所も多いでしょう。
たとえば、欠席が20%に達した場合には、学級閉鎖、学年閉鎖、または学校閉鎖等の処置を取るとされています。
この基準をとっている自治体が多いようです。
保育園でのインフルエンザは閉鎖するの?
保育園では、インフルエンザの場合は閉鎖するのでしょうか?
保育園にお子さんを預けているママは、働いている場合が多いですよね。
ですから、保育園が閉鎖してしまうとこまるでしょう。
ただ、幼稚園と違って年齢の低い子も多くて、お昼寝や食事などで接触が長いので感染拡大も早いのです。
そこで、自治体によってはインフルエンザで閉鎖することがない保育園もあるみたいです。
さらに閉鎖をしないで感染拡大を防ぐために保育園サーベイランスというシステムがあります。
この保育園サーベイランスは、保育園欠席者・発症者情報収集システムのこと。
これにより、地域や近隣の感染症の状況が把握できるので、感染症が流行する兆しがつかめます。
そこで職員や保護者とも情報を共有して早めの対応ができるというわけです。
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インフルエンザで学級閉鎖のときの過ごし方は?
それでは、子供が学級閉鎖で休みになった時には、どのように過ごすのがよいのでしょうか?
学級閉鎖の目的は、インフルエンザに感染しているけれど潜伏期間でまだ症状がでていない子供と感染していない子供の接触を避けることで感染拡大を避けることです。
インフルエンザの潜伏期間は3日程度なので、学級閉鎖の期間も4日間となっています。
学級閉鎖になった4日間は家で過ごすことが基本です。
学校からも基本的には外出禁止と言われることでしょう。
けれども、塾や習い事がある場合やお母さんが働いている場合には親戚などにあずかるなど外出しなくてはいけないこともあります。
ですから、細かいことは保護者の判断にゆだねられています。
学級閉鎖中の勉強は?
では、学級閉鎖で自宅にいる際には勉強はしなくてはいけないのでしょうか?
基本的には学級閉鎖中には家庭学習も義務づけられています。
本来なら学校で学ぶ内容を学級閉鎖になってしまったのて家庭学習で補うというわけではありません。
家庭学習をするのは、学校に行っているときと同じように規則正しい生活をすることが目的です。
元気なのにお休みが続くとどうしてもだらだら過ごしてしまいがちです。
メリハリのある生活をするために、家庭で時間割を作ったり、普段はできないお料理の手伝いをしてもらってもよいでしょう。
できるだけ普段通りに起きて、規則だたしい生活ができるように考えてあげることをおすすめします。
学級閉鎖中にやむを得ない外出はしてもいい?
学級閉鎖中、学校からは急を要しない外出は避けるように言われます。
もちろん、ご近所さんの目も気になるので外出はしないようにするでしょう。
でも、通院などでやむを得ない外出は常識の範囲内で行っても構いません。
どうしても外出する際には、マスクの着用や手洗いうがいなどを徹底しましょう。
お母さんも働いていて、子供の急な学級閉鎖で仕事を休むことができない人も多いでしょう。
そんなときは、親戚に預けたりするかたも多いと思います。
その場合は、できれば自宅に来てもらうとよいでしょう。
どうしても無理な場合には、お友達の家に預けたりすることもかんがえましょう。
その際にはお互いに感染していないとは限らないのでマスクは必ず着用しておきましょう。
インフルエンザで学級閉鎖の基準と過ごし方についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザで学級閉鎖になる基準やその時の過ごし方についてご紹介しました。
インフルエンザで学級閉鎖になることは多いのですが、子供が元気だとどのように時間をすごしたらいいか悩んでしまいますね。
子供が普段通り規則正しい生活が送れるように、家族で考えてあげるとよいでしょう。
また、インフルエンザに感染している可能性も考えて、できるだけ外出はしないようにしましょう。