インフルエンザの症状がでたら検査に行くのはどのタイミング?
毎年12月ぐらいになると流行を迎えるインフルエンザ。
インフルエンザはさまざまな症状がありますが、一般的には急な高熱や全身症状があります。
インフルエンザが流行し始めて、自分も体調が悪くなったら、もしかしたらインフルエンザ?
と疑いますよね。
では、インフルエンザの症状がでたら、どのタイミングで検査にいけばいいのでしょうか?
インフルエンザの検査は、早すぎても結果がきちんとでないという事を聞きますね。
そこで、今回はインフルエンザの検査の方法や検査を受けるタイミングをご紹介しましょう。
インフルエンザらしい症状とは?
インフルエンザの検査に行く前に、「これはインフルエンザかな?」とわかるような症状はあるのでしょうか?
一般的な風邪の特徴といえば、発熱は軽度でのどの痛みや鼻水、鼻づまりが主な症状と言われています。
風邪の場合は、症状の経過が緩やかです。
それに比べてインフルエンザの特徴といえば、急激な38度以上の高熱がでて数日続きます。
また、頭痛や悪寒、関節痛、全身の倦怠感などの全身症状があります。
インフルエンザと風邪を見分けるのは、やはり症状が急激に現れることでしょう。
急激な発熱や全身の倦怠感などの症状がある場合には、インフルエンザの可能性があります。
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インフルエンザの検査のタイミングはいつ?
では、実際に「インフルエンザかな?」という症状があった時、どのタイミングで受診して検査を受ければよいのでしょうか?
じつは、インフルエンザを疑った時、病院で検査を受けることになりますが行くタイミングを間違えてしまうと検査の結果が正しく出ないことがあるのです。
急激な発熱などの症状が出ると慌てて病院に行く人も多いでしょう。
この時点で検査をしても、インフルエンザの陽性反応が出ないこともあります。
じつは、発熱後12時間以上経過していないと病院での検査結果で陽性か陰性かを正しく判断できないことがあるのです。
ですから、症状が酷くても様子をみる余裕がありそうな場合には、症状が出てから12時間以上たってから病院に行くとよいでしょう。
たとえば、夕方に急に高熱が出たので慌てて病院が閉る前に受診したとします。
その時には陰性反応でも、翌日もう一度受診して検査してみると陽性反応が出ることはよくあることです。
しっかりと陽性反応がでれば、もちろん抗インフルエンザ薬が処方されますので治療もスムーズにできます。
そして、この抗インフルエンザ薬は、症状が出てから48時間以内に飲まなくては効果が低くなってしまいます。
ということで、インフルエンザの検査を受けるタイミングとして一番いいのは、最初の症状が出てから12時間経過後~48時間以内といえます。
「私はインフルエンザの予防接種を受けているから大丈夫」と思っていても、症状は軽くてもインフルエンザに感染する可能性はあります。
インフルエンザらしい症状がある場合には、タイミングをみて検査を受けると良いでしょう。
インフルエンザは検査のタイミングが重要な理由
では、ここでもう一度なぜインフルエンザの検査のタイミングが重要なのかご紹介します。
インフルエンザの検査は、ほとんどの医療機関で迅速診断キットを使って検査をします。
これはのどや鼻から摂取した粘液を調べることでウイルスを確認するキットなので15分ほどで結果がでます。
けれども、インフルエンザの感染初期にはまだウイルスの数が少ないので陰性反応が出てしまうことがあるのです。
インフルエンザのウイルスは驚くほどの速さで増殖しますので、1つのウイルスが感染すると8時間後には100戸に、1日たつと約100万個に増えると言われます。
ですからある程度ウイルスが増えてから検査することでしっかりと検査でも陽性反応がでるでしょう。
もちろん、インフルエンザの検査は、インフルエンザウイルスに感染しているかを調べるためですから、完治したかどうかを見るために検査を受けたりすることはやめましょう。
インフルエンザが完治しているかどうかは、医師の診察でも十分にわかるでしょう。
インフルエンザの症状があるときの検査を受けるタイミングについてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザの症状がある時に、どのタイミングで検査を受ければよいかという事をご紹介しました。
インフルエンザの検査もタイミングがとても重要なんですね。
早すぎるとしっかりと診断できない、遅すぎると薬の効果がさがるという事で今回ご紹介したように初めの症状が出てから12時間以上たってから48時間以内には検査を受けるようにしましょう。
しっかりと検査で診断されることは、自分自身も早く回復しますし周りに迷惑をかけることもありません。
今回ご紹介した症状がある場合には、タイミングを見て検査をうけましょう。