インフルエンザから肺炎になることがあるの?どのような症状?
毎年、冬になると流行するインフルエンザ。
ニュースでもインフルエンザが流行していることが話題となりますね。
そこで、インフルエンザの予防接種を受けたり、マスクを着用したりとできるだけ予防策を取っている方も多いでしょう。
なぜなら、インフルエンザは高熱がでるだけでなくて重症化したり、肺炎を起こしたりする可能性もあるからです。
では、なぜインフルエンザから肺炎になることがあるのでしょうか?
今回は、気になるインフルエンザと肺炎の関係についてご紹介しようと思います。
インフルエンザで肺炎になるのはどうして?
なぜ、インフルエンザで肺炎になることがあるのでしょうか?
インフルエンザの症状に続いてなりやすいのが肺炎です。
とはいえ、インフルエンザウイルス自体が肺炎を引き起こすことではないのです。
肺炎の原因は他の細菌による二次感染と考えられます。
インフルエンザウイルスでのどや気道に炎症が起こっている状態なので細菌に対しての抵抗力が弱まっています。
そこに肺炎球菌などの別の細菌に感染して肺炎にかかることがあるのです。
じつはこれらの別の最近はもともと気道に存在しているものです。
けれどもインフルエンザによって免疫が弱まっている時に肺に感染して増殖すると重い肺炎になってしまうのです。
インフルエンザウイルスが直接的な原因となって死に至ることはほとんどなくて、肺炎などが重症化することでインフルエンザでも死に至ることがあるのです。
免疫力が高い場合には、肺炎になる可能性は低いです。
インフルエンザから肺炎になりやすい人の特徴は?
では、どのような人がインフルエンザから肺炎になりやすいのでしょうか?
インフルエンザから肺炎になりやすい人は、もともと抵抗力の弱い人です。
とくに0歳から5歳の子どもの場合にはインフルエンザが肺炎に移行する年令で多いので注意が必要です。
また、50歳以降の大人の場合には、免疫力が20歳前後のピーク時の半分ほどになっていると言われていますので肺炎を起こしやすいです。
さらに、心臓病や糖尿病、肝臓病などの持病がある場合には、若い人でもインフルエンザから肺炎になる可能性があるので十分な注意がひつようです。
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インフルエンザからの肺炎はどのような症状?
インフルエンザの症状が肺炎にかわったのはどのような症状から確認できるのでしょうか?
まず、インフルエンザの症状である高熱は通常1週間程度でおさまりますが、それ以上高熱がつづくようなら肺炎の可能性があります。
また、インフルエンザは全身症状が出やすいのですが、咳や呼吸困難が著しい場合にも肺炎である可能性があります。
このような症状がある場合には、インフルエンザで一度受診していたとしても再度受診するようにしましょう。
インフルエンザから肺炎になるのを予防するには?
では、インフルエンザに感染してしまっても肺炎にはならないためにはどのような事ができるのでしょうか?
それは、なんといってもインフルエンザをすこしでも早く治すことです。
インフルエンザに感染していると体の免疫力が落ちてしまいます。
ですから、細菌に感染しやすい状態と言えます。
そのため、できるだけ早くインフルエンザを治して免疫力を高めることが大切なのです。
インフルエンザの治療をしている間は十分な休養を取ることが大切です。
また、処方された薬はしっかりと飲みましょう。
インフルエンザの治療薬は発熱後48時間以内の飲めば効果が期待できるものですので、インフルエンザの症状がある場合には早めに検査して薬をのむことで早く治すことができます。
インフルエンザと肺炎球菌の予防接種は同時に受けられるの?
インフルエンザから肺炎になるのを予防する為に肺炎球菌の予防接種を受けたいと考える方も多いでしょう。
では、インフルエンザ予防接種と肺炎球菌の予防接種は同時に受けることができるのでしょうか?
インフルエンザのワクチンと成人用肺炎球菌ワクチンは同時摂取しても安全と言われています。
小児用肺炎球菌ワクチンの場合にも同時接種は可能です。
けれども病院によっては単独接種をオススメしている病院もありますので事前に確認してみると良いでしょう。
ある程度の日数を開けて接種しなくてはいけない場合には、どちらを先にした方がよいか、いつごろ接種したらよいかも医師に相談するのがよいでしょう。
インフルエンザによる肺炎についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、インフルエンザによる肺炎の原因や予防法などについてご紹介しました。
インフルエンザというだけで辛い症状が続くのに、なかなか治らない。
とおもったら肺炎になっているのが分かったという事も少なくありません。
インフルエンザにならないことが肺炎予防には一番なのですが、インフルエンザに感染してしまったらなるべく早く受診して正しい治療を受けることで肺炎を防ぐこともできます。
自己判断はせずにしっかりと医師に相談するのが一番ということですね。