インフルエンザ予防の湿度温度管理、適正室温

インフルエンザ予防には湿度がとっても大切だった!

インフルエンザが流行する時期といえば「冬」。

そして、冬と言えばやはり「乾燥」が気になる季節でもありますね。

冬にインフルエンザが流行するのは、この乾燥が関係しているのです。

逆にいえば、しっかりと湿度を管理することでインフルエンザ予防も可能というわけです。

そこで、今回はインフルエンザ予防にたいせつな湿度管理の方法についてご紹介しようと思います。

インフルエンザが流行する理由

インフルエンザは、なぜ冬に流行するのでしょうか?

実は、インフルエンザを引き起こしたり、流行させたりしているのは乾燥なのです。

温度が下がって、湿度が上がる冬にはインフルエンザが流行しますね。
これは、乾燥が原因というわけです。

ということは、インフルエンザ予防には湿度をコントロールすることが大切です。

絶対湿度という言葉を聞いたことがありますか?

絶対湿度とは、空気中に含まれている水分量のことですが、相対湿度が空気の中に含まれている実際の水分量の割合でパーセントで表します。

この相対湿度をコントロールして、絶対湿度をあげることが大切なのです。

インフルエンザ予防に適した湿度とは?

それでは、インフルエンザ予防をするためには湿度をどのくらいに保てばよいのでしょうか?

まずは、相対湿度をチェックして現在の湿度を確認しましょう。

この相対湿度をチェックし管理することでインフルエンザウイルスが生活しやすい環境を防げます。

そのために加湿器や濡れたタオルを干すなどの方法を上手に取り入れます。

さて、インフルエンザ予防に適した湿度ですが、ある研究では相対湿度が50%以上でインフルエンザウイルスはほとんど生存できないことが分かっています。

これに対して、相対湿度が20%程度の場合にはインフルエンザウイルスが生活しやすい環境で60%以上が生存できると言います。

このように相対湿度をしっかりとチェックしてみると、今の環境がインフルエンザウイルスにとって住みよい環境なのかどうかが分かるでしょう。

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加湿器を活用してインフルエンザ予防を!

それでは、実際にインフルエンザ予防に最適な湿度を保つにはどうしたらよいのでしょうか?

ここでおすすめしたいのが加湿器による湿度管理です。

インフルエンザや風邪の予防には適度な湿度を保つことが大切です。

この適度な湿度をたもつために加湿器を使って、空間湿度を調節することができます。

しっかりと湿度管理をするとのどの粘膜の保護ができるのでウイルスに感染しづらくなります。

また、空気中に浮いているいウイルスも湿度が多いと浮遊できなくなります。

つまり、加湿器によって適切な湿度を保つことといつない温度に気を付けることで空気中に浮遊していたインフルエンザウイルスの生存率も低くなるのです。

インフルエンザが流行する12月から3月は、湿度が低いことで空気中に漂っているインフルエンザウイルスが生存しやすくなっています。

同時に鼻やのどの粘膜も乾燥して弱ってきているのでウイルスに負けてしまうのです。

インフルエンザウイルスが乾燥に強いわけ

では、なぜインフルエンザウイルスは乾燥につよいのでしょうか?

それは、ウイルスは表面がタンパク質でできていて、乾燥していると内部の水分が蒸発するので空気中に浮遊しやすくなるからです。

これを加湿器で適度に加湿することによって、ウイルスの細胞内の水分量を増やすので重くて浮遊できなくなります。

すると活性が低下して生存できなくなるのです。

とはいえ、高温多湿がすぎるとデメリットもあるので管理が大切です。

低温低湿を好むインフルエンザウイルスですが、高温多湿にするとウイルスが不活性化します。

とはいえ、多湿すぎると室内にカビを発生させたりとデメリットもあるので、50%程度をたもつようにすると良いでしょう。

合わせて部屋の除菌を行うことも大切です。

適度な湿度と温度を保ってインフルエンザ予防

ここまでご紹介したように、適度な湿度と温度がインフルエンザ予防に大切なことがわかりました。

もちろん、職場などでは自分で湿度をコントロールするのは大変です。

けれども、室内ではインフルエンザ対策が自分で行えるという事です。

できれば、湿度を50%から60%程度にしておましょう。

湿度計が室内にあるととても便利です。

こまめに湿度をチェックして、低湿となったら加湿器をつけるなどの対策を行いましょう。

加湿器がない場合には、ぬれタオルなどを室内に干すだけでも湿度をあげることができます。

これだけでインフルエンザ予防になるのですから、ぜひ取り入れたいですね。

インフルエンザ予防には湿度管理が大切についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザ予防には湿度管理がとても大切ということで、適した湿度やその管理方法をご紹介しました。

インフルエンザになると高熱がでたり、全身症状でつらいですね。

ですから、できるだけ予防をしてインフルエンザには感染しないようにしたいものです。

湿度管理はむずかしいことではありません。

とくに加湿器があるご家庭は湿度設定をしておけばいいですから簡単に始められるでしょう。

もちろん、加湿器が無くてもじょうずに湿度管理をする方法はありますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。