インフルエンザ脳症は後遺症が残るの?どんな症状が危険?

冬になるとインフルエンザが流行しますね。

インフルエンザといえば、急な高熱や全身症状などのつらい症状が特徴的です。

そして、怖いのがインフルエンザのあとにおこるインフルエンザ脳症です。

とくに小児に起こりやすいインフルエンザ脳症。

無事に治ればいいのですが、インフルエンザ脳症は後遺症が残ってしまう可能性もあります。

そこで、今回はインフルエンザ脳症の後遺症についてご紹介しましょう。

インフルエンザ脳症ってどんな病気?

まずは、インフルエンザ脳症についてご紹介していきましょう。

インフルエンザ脳症は、6歳以下のちいさな子どもに発症することが多く、インフルエンザの発熱から神経症状がでるまでは数時間から1日と期間が短いのが特徴です。

痙攣や意味不明な言動、意識障害などの症状が起こります。

インフルエンザ脳症での死亡率は約30%で、後遺症はインフルエンザ脳症にかかった子供の約25%に診られます。

日本では発症例が多いのに比べて、欧米ではあまり発症例がないのも特徴です。

インフルエンザ脳症の症状としてよく表れるのが、痙攣です。

痙攣は筋肉のこわばりやがくがくとして動きで、1分ほどの短い物から20分以上続く長いものまであります。

そして、意識障害もあります。

意識障害は呼びかけても痛みで刺激しても眠ったようになってしまうもので、ボーっとしている状態から、うとうとしているような状態まであります。

さらに異常行動もあります。

異常行動とは、普段とは違いおかしなことを話したり、おかしな言動をしたりするものです。

幻覚や幻視を中心に意味不明な言動をします。

インフルエンザ脳症の後遺症とは?

インフルエンザ脳症といえば、後遺症が残ることがあります。

インフルエンザ脳症の後遺症として知られているのが5つあります。

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インフルエンザ脳症の後遺症1.運動麻痺

ひとつめは、運動麻痺です。

運動麻痺とは、意思的に筋肉を動かせない状態のことです。

インフルエンザ脳症の運動麻痺といては、左右の手足部分の麻痺や左右どちらかの上下肢の麻痺、両下肢の麻痺、四肢のうちの一肢に限定した麻痺などがあります。

インフルエンザ脳症の後遺症2.知的障害

ふたつめは、知的障害です。

知的障害とは、認知能力の発達が遅れた水準にとどまってしまう障害です。

知的障害の程度としては、個人差があります。

言語能力や運動能力に限界がでることがある軽度なものから、重いものになると衣服の着脱や排せつ・排便などが1人で出来ないなど日常生活に大きく影響がある場合もあります。

インフルエンザ脳症の後遺症3.てんかん

みっつめは、てんかんです。

てんかんは、発作や意識障害を慢性的に起こす疾患です。

インフルエンザ脳症の後遺症では、てんかんの症状がすぐに現れるとは限りません。

インフルエンザ脳症になってから1年の間に起こることがあります。

てんかん発作は突然おこります。

ですから、予防することが難しく抗てんかん薬を使用して様子を診るようになります。

インフルエンザ脳症の後遺症4.高次脳機能障害

よっつめは、高次脳機能障害です。

私たちの生活のなかで、言語や記憶、思考、空間認知などの脳の働きをしていますがこれに障害が起こることが高次機能障害といいます。

新しくものが覚えられなくなったり、集中力が著しく低下したり、今までできたことができなくなったりします。

インフルエンザ脳症の後遺症5.嚥下障害

いつつめは、嚥下障害です。

嚥下障害とは、あまり聞きなれない言葉ですが食べ物を飲む機能が低下した状態です。

食べものを食べてむせやすくなったり、パサパサしたものなどが飲み込みにくくなります。

さらに、食べ物が気管に入りやすくなったり、しっかりと食事できずに栄養不足となることもあります。

これらの5つの後遺症がインフルエンザ脳症の後遺症としてよく起こる症状と言えます。

インフルエンザ脳症は大人でも発症する

ご紹介したようにインフルエンザ脳症といえば、6歳以下の子供が発症することが多い病気です。

インフルエンザ脳症が大人にも発症していることも報告されています。

大人のインフルエンザ脳症の症状も子どもの場合とほぼ変わりがありません。

急性期に意識障害やけいれんを起こしたりします、その後、恐怖や情動障害、幻視、興奮などの症状がでることもあります。

インフルエンザ脳症の後遺症を避けるためにできること

このように後遺症が残る心配もあるインフルエンザ脳症を予防する為にできることは、インフルエンザ自体を予防することです。

インフルエンザ予防にはインフルエンザ予防接種が一番有効です。

インフルエンザの流行がくる前にインフルエンザワクチンを接種して感染の可能性を下げるだけでなく、感染しても軽症で終わることが多いです。

また、人が多いところへは行かないようにすることも予防になります。

インフルエンザが流行する季節はヒトが多いところに頻繁に出かけないようにしましょう。

どもしても行かなくては行けない時にはマスクを着用し、帰宅後は手洗いうがいをしっかりと行いましょう。

インフルエンザ脳症の後遺症についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、インフルエンザ脳症の後遺症の症状や予防策についてご紹介しました。

インフルエンザ脳症はそのまま治れば問題はないのですが、後遺症がのこったり、死の危険もある病気です。

ですから、できるだけインフルエンザ予防をしっかりとしてインフルエンザ脳症にならないように心がけましょう。